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この1冊で論理思考のすべてがわかる!東大生も感動した「伝説の論理思考」講座

今回は、『東大ケーススタディ研究会 伝説の「論理思考」講座』をピックアップします。

ビジネスでもプライべートでも、「論理思考」が必要とされる場面は数多くあります。また、「知識・経験や勘」だけでは、判断が難しい場面も増えています。しかし、論理思考の習得はそれほど簡単ではありません。では、どんな学習方法であれば、より効果的に論理思考を身につけることができるのでしょうか?

論理思考の習得がむずかしい2つの理由

たとえば、論理的に考えたのに、上司やお客さんから次のような指摘を受けて、大幅なやり直しが必要になった経験はないでしょうか。

経験1:「そもそも○○の視点は?」と、自力で気づけなかった内容を指摘された
経験2:「なぜ、この視点が重要?」と質問されたが、うまく理由を答えられなかった

難しさ1:示された解答や結論を、自力で再現することが難しい

世の中では、以下のような論理思考の指導がよく見られます。

・明確に「問いを定義」しなさい
・「なぜ」を繰り返して、理由や課題を「深掘り」しなさい
・考えた内容を、わかりやすく「構造化」しなさい

こうした指導はたしかに正論ですが、実際に自分で再現するには、「思考プロセスの理解→再現」が必要になります。

難しさ2:自力で気がつくことが難しいタイプのミスが多い

また、思考中にミスしやすい箇所は、多くの人の間で共通しています。このようなミスを自力で防ぐためには、「客観的な視点から、自分の検討内容に、偏り・見落としがないかを検証」する必要があり、難度は高めです。

本書が論理思考を学ぶのによい理由

本書では、先ほど解説した2つの難しさを踏まえて、以下の3つの方針で解説します。

方針1:外側からは見えにくい、「結論を導く背景にある途中の思考内容」を明示
Point「模範解答や結論」だけではない

方針2:ミスが発生しやすい箇所を明確にした上で、そのミスの回避策を提示
Point「正解(あるべき思考)」だけではない

方針3:複数の「具体的な問い(ケース問題)」を通して、少しずつ理解していく
Point「抽象的な方法論」の解説ではない

「ケース問題」であなたの論理思考力をチェック

例題をひとつご紹介します。

Q:大手乳製品メーカーA社が、乳幼児用の粉ミルク事業の売上を向上させるには?

よくある回答例:高品質・高付加価値かつ高価格帯のプレミアム商品を強化する

よくある考え方:少子化で子供の数は減っている。しかし、子ども1人当たりにかける金額が増えている。そのため、単価を上げやすい状況・トレンドであると言える。

このような回答をイメージした方は、論理思考が十分にできていないかもしれません。解答のプロセスはぜひ本書でご確認ください!

著者からのメッセージ

本書では、「なぜ論理思考でミスをするのか」「どうすれば、ミスを自力で回避できるのか」に関するエッセンスを、あますところなく紹介していきます。「広く」かつ「深く」思考する、経営コンサルの実務でも十分通用するレベルの論理思考力を身につけていただければと思っております。
――「はじめに」より一部抜粋


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