すべらない話7
これは私の友人の話だ
友人二人は寮の部屋が一緒だったので必然的に一緒になる時間が多かった
四六時中一緒だと友人に対する気遣いもなくなっていき、言葉遣いも荒くなってくるせいか友人Aは友人Bによく「〇ね」という言葉を使っていたそうだ
友人Bは冗談だとわかっていたが、あまりにも頻繁に言われるのでしびれを切らし
「なんでいつも〇ねっていうんだよ」
と少し荒げた声で言った
すると友人Aはこう返した
「好きだから」
・・・
二人の間に少しの沈黙が訪れた
沈黙の後、友人Aが
「〇ねってことばがね」
と付け加えた
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