4月までに彼氏ができなかったらジムに通おう②

【episode1 】 時報男


昨年の12月半ばに1度だけ食事に行ったひとつ歳上の彼から、毎週末LINEが来る。

見た目は普通にタイプ。仕事は、JAFの下請け業者で車関係の機械トラブルがあったら出動するスタイルらしい。

私は土曜日まで出勤してるので、その時間に合わせて、定時を少し過ぎた13時〜13時30分頃、必ず

「今週もお疲れ様〜!」

とひとことLINEがくるのだ。
その後、5通ほどやり取りをして、いつも彼からのスタンプで会話は終わる。

私はいつのまにか、毎週彼からの連絡で、今週もやっと終わった、と週末を感じるようになっていた。



最初の2週は、ただ気分屋なのかな〜と思っていたけれどいよいよ4週目に入った時、思わず、

「マメだね!!」

と返信してしまった。

「春子とまたご飯行きたいから、邪魔にならない程度に毎週連絡することにしてる」

「なにそれ!かわいい」

(彼からのスタンプ)

というやり取りでその日も終わった。

実は、彼がありか、なしかでいうと、本当にサンカクというところ。
自分からアピールしたいわけでもないし、かと言って拒絶するほどでもない。
進展あるんだか、ないんだか、中途半端な期間さえ、どちらでもいいと思っているのかもしれない。




さて、3月になって、今日が最初の週末。

彼から連絡が来なかった。
こんなこと、初めて。

無意識のうちに彼からのメッセージを心待ちにしている私がいたのか。
そして、もうすぐ、今日が終わる。



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