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PETITE AMIESがわたしを解放してくれた話。

※最初に※
この記事の主語は全て「わたし」となっています。「わたし」の制作方法や経験から出来る事であるため、汎用性等はご期待なさらぬ様お願い致します。また、ご参考にいただくのは大歓迎ですが、閲覧者ご本人の参考に留めてください。安易に情報の切り抜きをされますと制作の意図としない単なる「安価主義」のような誤解を生みます。重ねてお願い申し上げます。

適正価格?

NFTを始めて2ヶ月ほど経った頃、価格設定に悩んでいた。

とよかの作品、適正価格っておいくら?

始めたばかりの頃は、NFTオリジナル作品を描くというより、Instagramで公開していた作品をNFT化していた。描く速度も遅く、手探りだった。
価格もそう。もっと上げていいよと言ってくださる方もいたけれど、いざ上げると、Twitterで告知をするものの、すぐのお迎えはない。

とよかの作品、適正価格っておいくら?

値段を上げる簡単さ

NFTはスキルの成長が早い。Instagramのみでのんびり描いていた時より、商品として意識するようになってから急激にスキルがアップした(と、思っている)。特に、わたしの代表作と思っているパーカーギャルちゃんを描いた時には、線画の時点で夫が「なんか急に上手くなってない?!」とビックリしていた。

パーカーギャルちゃん

そうなると、価格を上げたくなる。当然だよね。

しばらく数件オークションで価格を観察してみた。ありがたいことに入札していただけた。最高価格は、0.0525ETHと、大変ありがたい価格だった。それ以外の、少しライトに描いたものたちは0.02ETHで統一してみた。即お迎えとはいかないけれど、そこそこの足取りでお迎えされていった。なるほどなるほど。

自分が購入者側になった時

さて。どっぷりハマるとお小遣い稼ぎの目的からズレちゃうぞ、と思っていたのでしばらくは何も購入しなかった。でも、買う側の気持ちも経験しなければ上手く売れないと思い直し、少しずつお気に入りを見つけては作品を購入するようになった。販売時代の先輩にも「沢山売る人は沢山買ってる」って言われたし。

そんな中で気付いたのが、ガス代含めると結構高い。購入時、最後に円で概算が表示されるとちょっと現実に戻って躊躇しちゃうってこと。そして、好きだしいいものって分かっていても、買える買えないは別だってこと。

いいものと思ってくれてる人がライト層が手が出しやすい価格帯って?

価格を下げる工夫

しばらくの間、価格を下げるにはどうすればいいか考えていた。目を止めたのはやはりジェネラティブ作品。でもやりたい事とズレちゃうし、そもそもパーツを大量に描くのは苦手。

その時閃いたのが、価格を分割すればいいんだ、ということだった。わたしのシンプルな絵の適正価格が0.02ETHならば、全部で0.02の労力で描けばいいんだってこと。いつも通りに描き上げたものをベースとして、そこから5体増やす。1体0.004ETH×5で、0.02ETHになる。0.004ETHなら手が出しやすい価格帯だろう。とんかつ揚げながら思いついたけど、とんかつは関係ない。

更に、ただのカラバリだと面白くないし価値も下がる気がしたので、ジェネラティブのようにアイテムを引いたり足したりカラーを変えたり。ひとりの子が毎日違うおしゃれを楽しむイメージを作ってみた。楽しいし、買いやすい価格を保てる。最高じゃない?

そうすると、メインコレクションにまでいい影響が出た。価格を好きにつけても罪悪感や購買層との価格帯での気持ちの分離が起こりにくくなったのだ。ライト層はプティタミ、本当の一点ものはメインハイクオリティと、選んでもらえる余力が出来た。これはいい誤算だった。

プチプラが、わたしを救ってくれた。

10月はしゃかりきがんばった!

ギルティフリー

価値を上げるのは大事だけど、それは単純に価格を上げることだけではないと思う。価格は自分で決めるし、買う側も自分で決めている。価格を上げるだけだと、好きだと言ってくれる多くの人から離れてしまう事にもなる。価格を下げる努力もまた、自分の価値を決める事だと感じているし、価格が下がったからといって価値が下がることとはイコールではない。10月から始めたプティタミは50体完売で、確実に沢山のホルダーさんが出来たし、ベースが安いから二次流通の足取りも軽い。とよか作品を、プティタミが救ってくれた。

クリエイターも購入者も罪悪感を感じることのないプティタミ。ギルティフリーで11月もrelease予定。よろしくね。

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