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毎日たった3分!ポジティブになるボイストレーニング「3Dメソッドによる声のポジトレ」①声のポジトレの極意

【はじめに】


私がボイストレーニングの指導をする際、特に重要だと毎回口を酸っぱくして言っているのが「自分の声を聴く」ということです。
声はその人の心を表します。その人の身体の調子も現れます。

ん?そんなことある?

あります。
あなたは朝起きた時、いつ第一声を出しますか?
家族に対して「おはよう」と言う。または独り言で言う。
それか・・・ぼそっと「あーあ、めんどくさい」
仕事や学校に行くのが嫌でつぶやくこともあるでしょう。

どんな言葉を発するにしても、声にはすごく気持ちが乗っています。

今日が楽しみにしていたデートの朝!であれば、自ずと「おはよう」にも張りや艶が出てきます。

億劫な仕事の日であれば、おなじ「おはよう」もどよんとしたトーンに。

こんな風に私たちの声はとても心に正直なのです。
そして、その声やつぶやきをたまたま聴いた人がどのように感じると思いますか?

「朝から楽しそうだな。」という印象ならばいいですが、
「やけに暗いな。」「つまらなさそう。」となると、なんだか聴かされた側が、そのマイナスエネルギーの影響を受けてしまいそうです。

「一人暮らしだから誰も聴いていないもん」

そうでしょうか?
聴いている人がもう一人います。

それは自分自身です。

思ったのも自分。言ったのも自分。そして聴いているのも自分です。

自分の声を聴く

これは自分自身を知るバロメーターとしてもとても大事です。

【脳にインプットする】

「言い聞かせる」

という言葉があります。これは教えること、諭すことの意で、特に「話す」「言葉にする」ことで、相手の耳にしっかり入れてわかってもらおうとする行為のことを言います。

だから、言葉を声に出して耳に入れる「言う」と「聞く」がセットになると、心の中で思うだけの時や、文字にしただけの時よりも深く伝わるのです。
自分では無意識に発している自分の言葉の数々を、自分の脳は無意識のうちに聴いています。

ポジティブな言葉もネガティブな言葉も、耳から聴き、脳にインプットしています。

「つまらない」と呟けば、ますます「つまらない」気持ちは揺るぎない決定事項のように脳が受け止めます。

だからネガティブな言葉はなるべく口に出さない方が良いのです。

と、ここまではどこかの本で読んだことや聞いたことがあるでしょう。

ここからが大事です。本題に入ります。

【声のポジトレ】

先述の、自分が発したネガティブな言葉を自分の脳が受け止めて潜在意識に刷り込んでしまう。

これを逆手に取って、あなたの気持ちを潜在意識の面からポジティブ思考に上げていく練習をするのが声のポジトレです。

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