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喫煙離席問題は「共存」で解決できる

こんにちは。
禁煙20年目のとよぞうです。

分煙化が進み愛煙家と嫌煙家の住み分けも定着しつつあります。
反面、勤務時間中の離席喫煙問題はいまだ改善されない職場もあるようです。

離席が視界に入るアイランド形式のデスク配列では同僚のタバコ休憩は気になりますよね。
いっそ外国映画に出てくるような個人ごとのブースが設けられている事務室であれば気にせずに済みますが…

私の職場では休憩時間以外に10分程度の「プチ休憩」が2時間ごとに与えられるため各々が喫煙やリフレッシュに充てています。
役職を問わず全員が公平にルールを守り、喫煙者だけが「野放し状態」にならない職場の環境づくりは互いのモチベーションを左右する重要事項です。
決して曖昧にするべきではありません。

こうした事の蓄積が働く側のストレス、ひいては人間関係に大きな影響を与えてしまう事にもっと注視すべきではないでしょうか。

大切なのは、吸う側と吸わない側「互いの配慮」だと思います。


現在から20年ほど前、とある県(N県)に新しい知事が就任しました。
「〇んとなく、〇リスタル」で著名な作家でもあり「脱ダム宣言」「脱記者クラブ」などの剛腕ぶり(?)で県政を推進した。
それまでの旧態依然の県政に「一石を投じて欲しい」という県民に後押しされる形で当選を果たしましたが、議会や県職員との間に隔たりは否めないようでした。

県庁舎一階展示室の奥にガラス張りの知事室を設けて執務する姿を来庁者に公開するという前代未聞の試みや、カモシカキャラ「ヤッシー」のマスコットを胸に美女パートナー同伴でメディアの前に登場する姿は一部県民にはウケたが県職員達からは「情けねえ」というため息が漏れ聞こえた。

「気に入らないものは排除する」という姿勢は県庁舎内に設置されていたすべての喫煙室を強制撤去した。
まだ分煙が進んでいなかった当時、反発した職員たちは県庁舎の裏手に勤務中集団でたむろし喫煙する「プチボイコット」に打って出た。
所用でたまたまN県庁を訪れた私はその光景に唖然とした。(一見集団検診かと思ったが40~50人ぐらいは居た記憶が…)

N県「プチボイコット騒動」は喫煙場所を強制撤去された事だけではない「確執」も相まっての事だったように思いますが、いずれにしても喫煙者にとってみれば「暴挙」以外の何物でもなかった。

「リフレッシュ」がもたらす作業効率の効果は言うまでもありません。
「リフレッシュ」の仕方は人それぞれ自由なはずです。

「ちょっと一服」という言葉がちょっとした休憩にはふさわしい。
愛煙者にとって喫煙は「リフレッシュ」「リセット」に無くてはならない。
しかしマナーと配慮を欠いたら強制撤去されかねません。

愛煙者と嫌煙者がいい距離感を保ち続ける工夫はまだまだあると思います。
色んなアイデアで共存できると思いますよ。

(N県とT氏に特別の感情はございません。念のため。)

ではまた。

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