施術はトクベツ??
前回は長所を伸ばす?短所を補う?についてお話しました。
今回は施術はトクベツ??について。
施術は依存?
大会に出る、運動をする、稽古をする、散歩をする、音楽を奏でる。施術をする、施術を受ける。動作の強弱や両者の体制が違うだけで、どれもみんな同じ、何か、誰かを通して自分を知れる場です。
たまに聞くのが、施術は自律ではなく依存だという捉え方です。私も相互循環に出会うまでは、施術とは、目の前の方の自律の邪魔をしてしまうのではないかと感じる部分がありました。でも今は他の施術も含めて、全てのことが自分次第で依存的にも、全く違うものにもなると感じています。
例えば私にとって施術を受ける事は、最高の稽古時間です。相手の状態を感じ、自分の反応を感じ、今の在り方や関わり方を捉える時間です。
施術は最高の稽古時間
動いてしまっては受け取れず流れてしまう感覚を、相手の存在を通した中で積み重ねることができます。そんな時は、どちらが施術をし、受けているのか分からなくなります。ボリュームの大小、スピードの強弱の違いだけで、稽古や試合と全く同じだとます。
ポイントは、施術側の目的、施術前後の関わり方と、受ける側の目的、施術後の日常です。もしかすると、施術=依存と捉えているうちは、そういった世界観でしか施術を受けた事がないのかもしれません。
私にとっては、自分とは違う視点や感覚、解像度や鮮やかさで世界を見ていてる方とじっくり感覚を通して向き合える時間は最高の贅沢です。
やっぱり全て自分次第
相互循環を通して、少しずつ施術といわれる、一見穏やかなの関わりの中でも、今までとは違う世界観の共有をしはじめました。それが共に出来る方との時間も増えてきました。
何を通しても、自分にとって大切な部分を深めることができる。
全てが必要で、全てが自分次第。
そんな味わいの深い生き方を、知りはじめました。
次回は生き物の奥行きについてお話しします。
豊田玲子(遊びたい、身体大好き)
理学療法士 パーソナルトレーナー
2012 IFBB World Chanpionship Body Fitness 日本代表
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