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【デジタル人材育成】デジタルへの興味とDX推進⑩

デジタル人材育成「DX推進リーダー育成講座」を担当する事になり資料や頭に中を整理しています。
前回はDXを語る上での「アプリの民主化」についての解説を行いました。

https://note.com/toyo2019/n/n6feca00ac5c8

最終章に入ってきました少し趣向を変えての内容になります。

デジタル人材育成は、誰にでも必要なものではないかもしれません。人の性格や興味関心によって、デジタル技術に対する姿勢は異なります。デジタルに魅了される人もいれば、あまり関心を寄せない人もいます。この性格傾向に基づいて、デジタル人材育成におけるアプローチは異なるかもしれません。

一つの視点として、幼少期にプラモデル作りを楽しんだ経験を振り返ってみましょう。プラモデル作りは、部品を組み立てて完成させる作業です。幼少期の自分にとって、プラモデル作りはどのようなものでしたか?

① 大好きで、細部までこだわって作りました。
② 一度は作ったことがある。
③ 途中で挫折してしまった。
④ 興味がなく、あまり手をつけなかった。

これをデジタルに置き換えると、次のように分類できます。

① 好奇心旺盛で、新しいことにチャレンジするタイプ
② 指示通りに進める、マニュアル通りのタイプ
③ 興味はあるが、途中で挫折してしまう、サポートが必要なタイプ
④ デジタルにはあまり興味がない、別の関心事があるタイプ

これを踏まえて、デジタル人材育成のアプローチを考えてみましょう。おそらく、④のタイプはデジタル技術にあまり興味がないと考えられます。しかし、このタイプの人々が他の分野で優れた能力を持っているかもしれません。興味があるかどうかではなく、それぞれの得意分野を活かす方法を考えることが重要です。

一方で、デジタルに興味があるけれど進み方がわからない人々を対象として、デジタル人材育成の機会を提供し、サポートを行うことで、新たなデジタル人材を育てることが可能です。彼らは既存のマニュアルに従って進めることが多く、マニュアルとサポートがあれば進捗します。

このように、デジタル人材育成は、興味や得意分野に合わせてアプローチを調整することが肝要です。DX推進のために、異なる性格や関心を持つ人々をサポートし、チーム全体で協力することが成功のカギと言えるでしょう。

デジタルへの興味に関わらず、それぞれの能力を尊重し、デジタルの力を最大限に活用することが、組織や国家の競争力を高める手助けとなるのです。


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