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私にとって「ちょうどいい」まち、富山/【移住者】菊池 由佳さん


こんにちは、ライターのchiharuです。

今回は、約2年前に富山県富山市に移住をして、現在は漁業者を対象とした金融業の会社に勤めている菊池 由佳さんを取材しました。

家族も知り合いもいない富山にIターン移住をした菊池さんが感じた富山の魅力や、住んでみて変化した休日の過ごし方など、ありのままのホンネを語って頂きました。

菊池 由佳さん

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京都府出身。幼い頃からイルカの調教師に憧れて、水産高校・大学に進学。高校で船の魅力にハマり、船乗りになる夢を描く。その後、結婚出産を経て約16年間を鹿児島で暮らしていたが、離婚をきっかけに再就職先を探し始める。偶然、船乗りに関わる富山の求人に目が止まり、富山移住を決意。現在は、漁師向け金融業の会社に勤めている。


┃富山に初めて住んでみて、印象はどうですか?

《菊池さん》とても住みやすいですね。イメージと違って、意外と都会だなって思いました。富山駅の周辺もとても景観が良いですし。実はもっと田舎だと思っていたので(笑)でもこじんまりとしているので、東京や大阪のように全部が都会ではなくて、ちょっと行けば海も山もあるし。「ちょうどいい」街だなと感じたのが、一番の印象ですね。

-----都会感と田舎感のある「ちょうどいい」富山は、菊池さんにとって好印象だったのですね。確かに、富山はどこもかしこも「ド田舎」と想像されている都会の方も多いかもしれませんね(笑)

《菊池さん》もともと海のイメージも強かったですね。ホタルイカとか寒ブリとか…でも実際に住んでみると、他にもいっぱい特産品があるのだなって知りました

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┃休日の過ごし方で、何か変化したことはありますか?

《菊池さん》富山県内の温泉地に行ったり、海に行ったり、いろんな場所へ出かけるようになりました。氷見市(ひみし)にある温泉によく行きますね。海が見える温泉が好きなので、とても癒やされるんです。移住した当初は車を持っていなくて、電車やバスで生活していたのですが、車を購入して出かけるエリアも広がりました。

-----海も山もすぐ遊びに行ける富山は、アウトドアが趣味の方にはもってこいの移住地かもしれませんね。

《菊池さん》そうですね、すごく楽しいです!そういえば私、今年の年末に海の近くに引っ越しをするんです。今ちょうど家を建てている最中で。私、フラメンコ教室に通っていて、家でもフラメンコの練習をしているのですが、どうしても足音が響いてしまって…。声も大きい方なので(笑)だから「もういっそのこと、家を建てちゃおう!」って思ったのです。

-----すご~い!!それも海の近くだなんて素敵ですね。

《菊池さん》いろんなエリアで探していたところ、海の近くでいい土地が見つかったので。富山市でも駅から少し離れれば、土地が安く手に入りやすいんです。新しい家は、四方漁港(よかたぎょこう)(※富山県で有名な釣りスポットの一つ)の近くなので、家が完成したらホタルイカを獲りに行くのが楽しみなんです。

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(地鎮祭の写真)

-----ホタルイカを獲りに行くんですか!?アクティブですね(笑)

《菊池さん》これまでも何度か経験したことがあって。この前も、友人と夜中の3時頃に海へ行き、漁港の桟橋からライトで海を照らして網でホタルイカ200匹くらい獲りました(笑)ホタルイカのシーズンになると、桟橋に地元の人がずら~って並ぶんでいて、いい情報がたくさん入ってくるんです。「今日はこの場所がよく獲れるよ」とか(笑)

-----富山市では、そんなシーズンイベントがあったのですね。私、小矢部市なので知りませんでしたが、とても面白そう!富山ならではのレジャーを楽しんでいるのですね。

《菊池さん》富山に移住して、これまで3回ほど漁船を借りて魚釣りにも行きました。富山だからこそ楽しめる趣味に色々と挑戦できるので、とても充実しています。これからは、釣った魚でBBQなど庭での楽しみ方も増えそうなので、今からワクワクしています。

-----念願の家を建てて、さらに楽しみが増えそうですね。

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┃考え方や好みなど、変わったなと感じることはありますか?

《菊池さん》気持ちがとても穏やかになれたのは一番の変化かもしれません。たくさんの自然と大好きな海に囲まれているので、ストレスもあまり感じなくなりました。富山に移住した当初は、誰一人知り合いがいない状況でしたが、職場などを通じて多くの出会いもあり、今は毎日刺激を受けながら、楽しく気持ち穏やかに過ごせています。

-----富山での暮らしや環境は、菊池さんによく合っていたのですね。

《菊池さん》あと、魚をよく食べるようになりましたね!私、もともとお肉派だったのですが、富山に住むようになってから毎日のように魚を食べています。本当に美味しい!魚のレベルはとても高いですね!

-----それ、同感です!私も他県に住んでいたときは、あまり魚を食べなかったですね。富山では、スーパーに売られている魚もとても美味しいですもんね。

《菊池さん》安いし、新鮮だし。回転寿司のレベルも高いですし。魚が美味しいって素敵だなって感じますね。

-----そうですね。魚の美味しさは、富山の醍醐味ですね。富山に移住して食の好みも変わったという方も少なくないかもしれませんね。

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《菊池さん》日本酒も富山に来てよく飲むようになりましたね。今まで日本酒ってあまり飲まなかったのですが、富山には美味しい日本酒が多いので、その魅力にハマってしまいました(笑)美味しい日本酒を見つけて、それに合うおつまみを作ったり。反対に「今日はこの料理だから、この日本酒にしよう」とか。お酒と食の楽しみ方が広がったように感じます。

-----素敵な嗜み方ですね。確かに富山の日本酒は本当に美味しい!

《菊池さん》先日も、京都から友人が遊びに来た時があって、ちょうど富山の地酒「ひやおろし」のシーズンだったので、南砺市の庄川に行って鮎の塩焼きと「ひやおろし」を堪能しました!富山の美味しいものをたくさん満喫してもらおうと思って。(笑)

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-----富山に移住されて約1年ちょっとですが、かなり富山を知り尽くしていますね(笑)

《菊池さん》そうなんです。友人からも「富山人より富山ってる!」ってよく言われます(笑)私、お弁当の中身は、富山の食材をふんだんに使っていますし。おにぎりにはとろろ昆布をつけますし…とろろ昆布は、好きで常備しているんです(笑)

-----富山ってる!!(笑)富山人より富山に染まっていますね(笑)積極的に富山のいろんなスポットに出掛けたり、美味しいものを食べに行ったりしているんですか?

《菊池さん》そうですね。「今の季節はこれが美味しいから、この場所へ行こう」とか、富山に住むようになって、旬の食材を旬の季節に楽しむようになりましたね。富山は美味しいものが溢れているので。

-----富山の美味しいものや魅力を存分に楽しんでいるのですね。富山が地元の私たちも、もっと富山のことを知って、美味しいものを美味しい時期に食べて、富山の魅力を楽しむことが必要だなと改めて感じました。

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┃移住をして良かったと感じますか?

《菊池さん》そうですね。富山に移住して1年後に、もし合わなかったら地元に帰ろうと思っていましたが、なんだか帰りたくないなって思えて。もっと富山を楽しみたいなって。結局、家を建てて永住することを決めちゃいましたし(笑)富山は、適度に都会で自然との距離感もいいので、とても住みやすくて本当にオススメですね。海や山も行こうと思ったらすぐ行けるし、けれど住む上での不便さも感じません。この「ちょうどいい」感じが私にもピッタリなんです。

-----都会すぎず、田舎すぎず……このちょうど良さが富山の魅力でもありますね。

《菊池さん》それに、富山には美味しいものがたくさんありますし、大好きな釣りもできますし。家が完成したら、家庭菜園にも挑戦してみたいと思っています。

-----富山ならではの暮らしの楽しみ方が溢れていますね。富山で出会った方々からも多くの刺激を受け、いつもアクティブに富山の魅力に触れ、楽しんでいる菊池さんのキラキラとした笑顔がとても印象的でした。菊池さんのこれからの富山ライフを私も応援しています!ぜひみなさんも富山移住を検討される際、参考にして頂ければと思います。本日はありがとうございました。

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【ライタープロフィール】

千春さん写真 (3)

Chiharu
1985年生まれ。富山県出身。18歳で関西に上京し、大阪・京都・奈良にて12年間を過ごす。30歳のときにUターンで富山に移住。現在、小学生の男の子1人を育てるシングルマザー。北陸の女性を応援するwebメディア「ワタシゴト」のママライターとして、北陸のよいモノ・コト・ヒトを発信する活動を行っている。

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