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【詩】消したい過去

ビリビリと破り捨てた紙

過去も同じようにできたなら

数々の失敗 苦い思い出
流した涙が 

なかったことになるなら

プレゼントのように 望む未来あす
ある日私の前に 置いてくれたら

愚かな夢 わらってしまう

わかっているのに

つい 目をそらしたくなる
願いたくなる


無数の選択を繰り返した
小さな 大きな 選択の連続

それが 現在いま

夢想に現実は作れない 
作れるのは 選んだ道

どんなに小さくても 
選んだものが 現在いまここに在る

私の 足掻あがいた証

進め 晴天でも荒天でも
進め また選んで


ビリビリと破り捨てる

歯痒さ 不甲斐なさ 

前を向く 歩を進める

無駄なことなど 何一つ無い

破り捨てたものが いつか 
紙吹雪のように 私を飾る 

いつか 桜吹雪のような 情趣になる


 






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