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釣りにとって釣果はよりも、いい釣りができたかどうかの方が大切なんじゃないかと思う話。

こんにちは、トヤガクトです。北海道美深町でGAC•River Tours(ガック リバーツアーズ)の代表です。カヌーでの川下りやドリフトボートフィッシングツアーをしたりしています。

先日、フィッシングツアーに参加いただいたゲストからの一言。
「日本人は釣り人に釣果ばかり聞く。釣れたらいい釣り、釣れなかったらよくないの2択しかない。アメリカ人は釣り人にいい釣りができたかどうかを聞くんだ。ガイドとして魚をゲストに釣らせるのも必要なことかもしれないけど、いい釣りをさせてあげられる環境作りや見せ方も大切だよ」とこんなニュアンスのことを言われました。

確かに、多くの人は釣り人に質問するときは「何か釣れましたか?」とよく聞きますよね。まぁ、質問するとしたらそれくらいしか聞くことないですよね。
でも釣れたかどうかを聞いてしまうと、釣りに行った行為がそのものが釣れたらいいこと、釣れなかったら残念なこと、のように捉えてしまします。
せっかく、自然の中に身を置いて、いい気持ちになっていたとしても魚が取れなければその釣行は残念と思う思考はもったいないような気もする。

僕がやっているドリフトボートフィッシングツアーはキャッチ&リリースです。魚を釣っても持ち帰ることはなく、魚は逃します。つまりこれは遊びです。
せっかく遊びに行ったのに、釣れたらGOOD、釣れなかったらBADの評価になってしまうのってどうなの?って思います。ただの遊びに良いも悪いもなく、遊びそのもの自体が楽しいものだと僕は思っています。
ツアーでは魚を釣るための最大限の努力はしますが、釣れなくても遊びに来てるんだから、最後はいい釣りができてよかったで締め括れると最高です。

では、その「いい釣り」とは、ゲストがストレスなく釣りができている状態だと思います。
僕はガイドなので、ゲストが竿を振る方向や狙いたいポイントなどゲストがどのように釣りがしたいかを考えて操船をします。ゲストの釣りの思考と、僕の操船がカチッとハマると「いい釣り」になる。
今回のツアーは釣りのイメージと操船がカチッとハマった「いい釣り」ができたとゲストに言われました。魚は釣れなかったですが、なぜか充実感があってこれぞ「いい釣り」なんだと認識できるツアーでした。

これからもゲストといい釣りができるようにしていきます。
興味ある方はぜひツアーに参加してみてください。よろしくお願いします。
https://gac-river-tours.com


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