見出し画像

幼少期の虫取りは脳にめちゃくちゃいいんじゃないかと思う話


こんにちは、とやがくとです。北海道美深町でカヌーガイドをしたり、ドリフトボートフィッシングツアーをしたりしています。

その傍ら4歳の子育てもしています。ほとんど幼稚園に預けているので、先生方には頭が上がりません。

休日は子どもと出かけたりしているのですが、2023の夏の我が子の遊びのブームは虫取りでした。

蝶々をはじめ、トンボ、バッタなど虫かごがいっぽいになるまでとりまくります。

虫取りを始めた頃は子ども自身ではあまり上手に取れず私が代わりにとったりしていました。シーズンも後半になると子ども自身で上手になってきて、かなり成長を感じます。

子どもの虫取りの様子を観察していると、子どもの発達にとてもいいんじゃないかなと思うことが多々ありました。以下に箇条書きにしてみます。

視野が広がる
無意識に走り回る
間合いの詰め方を覚える
動体視力があがる
網の距離感を覚える
虫に触れるようになる
何の虫なのか調べるようになる

上げ出したらきりがないですが、いいことはたくさんありそうです。

ますば視野が広がるについて。
子どもと虫取りをし出した頃は子どもに「あそこにちょうちょがいるよ」と言っても子どもには見つけられないことが多くありました。一緒にちょうちょの近くまで行ってやっとわかる感じです。
シーズン終盤になると、私よりも早く「あそこにちょうちょいる!」と発見して捕まえにいきます。
明らかに視野が広がり、視界の中から虫を見つけ出す能力が上がったとおもいます。

無意識に走り回るについて
虫取りをしていると、網を持ってちょうちょを追いかけ回します。ただ、直線的に走るだけでなく右に左に機敏に動かなくてはちょうちょを追いかけることはできません。蝶々も必死で逃げますからね。
右に左に走り回るのをみていると、アジリティトレーニングをしているようです。
アジリティトレーニングとは体の機敏さを上げるようなトレーニングで、高速で足踏みしたりラダーを使った練習方法だったとおもいます。
虫取りをしていると、無意識にこのトレーニングができているなぁと思いました。
子ども本人は虫取りをしているだけですが、確実に脚周りの発達に役立っています。

間合いの詰め方を覚える
虫取りに必要な能力は間合いの詰め方です。
花にとまっているちょうちょに静かに近寄る、枝の先にとまっているトンボにそっと近づかないと上手に虫はとれません。

虫取りを始めた頃は間合いの詰め方もわからず虫を発見すると走って近寄って行って逃げられることが多々ありました。
最近では花にとまっているちょうちょに静かに近寄り上手に捕まえます。
ただ虫を追いかけるだけでは捕まえられないことがわかり、多くを学んでいるようです。

動体視力があがる
ちょうちょの動きは素早いので子ども目ではなかなか追いつけないようでした。追いかけていた虫を見失うことが多く、まだ近くにいるのに諦めてしまうことも多々。
しかし、虫取りを続けていると長く虫を目で追えるようになり確実に成長しているのがわかります。

網の距離感を覚える
虫取りを始めた頃は網の扱い方が上手ではありませんでした。
虫との距離感がわからず、勢いよく「えい!」と網を振っても見当違いの場所を捕まえていたりしていました。
網の向きもめちゃくちゃでした。網を面で使うのではなく、縦で使っていたりして地面に勢いよくチョップをかましていました。
シーズン終盤になると、網を面で使えるようになり、虫から大きく外すこともなくなりました。
日々の虫取りで道具の扱い方も習得していてすごいなぁと思いました。

虫に触れるようになる
虫取りの始めのうちは、捕まえた虫をさわれなくて私にカゴに入れてとか逃してとお願いしてきましたが、最近では自分で触れるようになりました。手の上にちょうちょを載せたりして遊んでいます。

何の虫なのか調べるようになる
虫取りを始またころはただ虫を捕まえるだけでしたが、何種類かいることがわかったようで、何の名前なのか気にするようになりました。
なので、図鑑を買ってきて親と一緒に「あの虫はこれだ」と判定するようになりました。
わからないものは調べる癖がつくといいなぁと思いました。

上記のことを踏まえて幼少期の虫取りは子どもの脳や体の発達にとても役立つのではないかと勝手に思っています。

虫取りに出かけるのはお金もかからないですし、季節によっている虫も違うので親子の遊びとしてはとてもおすすめです。

サポートいただけると記事作成の励みになります!