kayotoya
#5 ものづくりから見えてくる個性
見出し画像

#5 ものづくりから見えてくる個性

kayotoya

今月はGWがあったので2週連続のリトルマイスター。
毎回子供たちが来てくれるのが楽しみな実習日。
今回から決まったテーマに沿ったものを作り始めました。

ものづくりは危険と隣り合わせ?

答えはイエスです。何を作るにも危険はすぐそばにあります。台所でお料理してても周りは危険がいっぱい。包丁にガスに・・・使い方を間違えれば大きな事故になりかねません。ものづくりの現場も同じです。
なぜ事故を起こさず作ることができているのか。

ものづくりしているとカッターやハサミはもちろん、彫刻刀などの刃物を使うこともあります。私たちのラボでは電動工具やマシンを使う事も出てくるので危険は常に隣り合わせです。
だからといって予防処置として使わせないという安易な対策をすると何もできなくなります。

包丁は危ないから使わずに料理する。

そんなことないですよね?手を切らないやり方を教えてもらってその通りやれば安全に料理ができるわけです。
要は安全に使えるルールを作り、そのルールを守りさえすれば問題なく使えるし、便利な道具でいろんなものを作ることができるんです。

「止める」という対策は確かに怪我をしないに直結しますが、それ以前に安全に使うためのルールをきちんと教えること、浸透させることが大切です。

いよいよものづくりが始まるので子どもたちには危険意識を持つように話をしました。
先日、ある高校で実習中に学生さんが大怪我をしたというニュースがありました。その話を踏まえてちょっとびびってしまうかもしれないですが現実にあった事を伝えてルールを守ることの大切さを伝えました。

ここに関しては自然と意識出来る子になるよう指導していきます。小さな怪我(擦り傷程度)はあっても大きな怪我は絶対あってはいけないので。
正しい使い方、対応、心構えをきちんと伝えていきます。 

いよいよ本格的なものづくりがスタート

4月の2回は組み立てをしたり、道具の使い方を学びました。5月からはいよいよ測定やスケッチなど図面を描くことに加え、テーマに沿ったものづくりがスタート。
木工からスタートということで「イス」を作り始めます。

図面の描き方を教えてもらってます。

子供たちはそれぞれ個性があって誰1人全く同じというわけではありません。
一つのテーマは同じでもどんなものを作るのかはそれぞれ違ってきます。
図面の描き方もそれぞれ違います。
リトルマイスターでは答えは教えません。手法は伝えますが1テーマに対してどうやって作るか、どんなサイズにするか、どんな形にするかはそれぞれが考えて取り組みます。
教えてしまうと同じものを一緒に作るだけでなんの意味もないからです。
ヤスリがけひとつにしても、「こうやるもの」という教え方はせず、自分でやってみて考える事を重視しています。
大人でもそうですが、やってみてからわかることの方が身につきますよね。
まだ4回目というのに子供たちのスキルはぐんぐんアップしていってます。

先生やるのは正直大変です。

何が大変かというと、
・学校教育のようなカリキュラムがないこと
やってみて失敗して学ぶというテーマなので教えすぎてはいけないこと
・大人と違って右向け右!と簡単に進めることはできない
・やる気があるからたくさん教えたくなる
・面白さがないと子供たちは続かない
とまぁいろんな大変さはあります。
なので実習日までは毎日が試行錯誤。ちゃんと作らせてあげたいと思うと答えを言いがちなのですがそれを黙って見守ることが一番大変かもしれません。

ワークショップイベントのようなスポット的なことではないので教え方ひとつにしてもめちゃくちゃ考えています。
一番の難点は指導する側の自分たちが教えてもらって技術を身につけてきたわけではなく、自分で勉強してきたために「教え方」というベースがないことかもしれません。
かといって、教え方があったとしてその通りやっても面白くないんですよね、これが。

子供たちの好奇心はまだみたことのないモノ、コトを自分たちで作れるところにあります。毎回ラボにある機械は使いたくて仕方ない様子です。
面白いと思ったことは自ら学び、チャレンジしようとするんですよね。
いかに面白さを維持しながら彼らのやる気をキープするか、ここも指導側の私たちが一番大切にしているところです。

リトルマイスターは指導側も創意工夫の連続


ものを作るだけではなく、ものづくりからチームワークや思いやりといったコミュニケーションも身につけてもらいたいと思っているので講師の岩水さんとも子供たちのやりたい!とこちらのやらせたい!のバランスをどうやって取りながら進めるか日々試行錯誤です。
一つの目標(成果物)に向けて、プロセスと工法、方法を伝えながら技術を身につけてもらう。そんなやり方で進めています。
技術ばっかり教えられても成果物が見えないとワクワクしないですもんね。

リトルマイスターを進める私たちも毎日が創意工夫。
彼らの個性をどう引き伸ばしていくか。考えている時間が楽しかったりします。6月末には椅子が完成するでしょう。出来上がりが楽しみです♪


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
kayotoya
17年、金型屋でモノづくりに携わり、製造業の面白さと課題を体感した女子。2018年子供から大人、そして企業の可能性を形にするために会社を起業。専門技術に卓越したものづくり企業「ザ・クラフターズ」とともに面白いものづくりを展開。可能性を形にするものづくり専門プロモーターをしている。