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大人がみせないと学生の未来はない。

郵便でお手紙を頂いて驚きと懐かしさを感じている、戸屋です。
おはようございます。
以前、テレビ番組で取り上げられたのを見てくださった方からのモノづくりのご相談が郵便で届きました。
メールやLINE、DMが当たり前の世の中でお手紙が届くと、インパクトありますね。
お名前、すぐインプットしました。どのツールを使おうが情報は届けばいいんです。郵便は届くだけではなくインパクトまで残りました。
さて、今日は「今の学生は大人になりたくない?」というお話をしたいと思います。

今年で6年目。

大阪商業大学のゼミ生さん向けにプレゼンしてきました。インターン生受け入れに向けてのプレゼンです。
毎年、インターン生の受け入れをさせて頂いていて、会社の紹介とインターンでどんな事をするのかをお伝えしています。

6年目にもなると事業軸も明確になり、伝えたい事がはっきりしてきました。学生さんにどう話したら興味持ってくれるか、少しづつですが見えてきました。

事業の紹介、自分の紹介、やる理由、描く未来、インターンでやってもらうことなど、
ざっくりいうとこの様な話をしたのですが
私がプレゼンするときに一番気をつけていることがあります。それは
「聞く人の時間を’得した!’と思える時間にする」
ことです。
今回は大学生がリスナーだったので彼らにプラスとなる情報を入れてお話しました。

モノづくり?製造業?町工場?

「聞いたことある人?」聞いてみたところ半分以上が
知らない、わからない、と答えました。

「製造業ってどんな仕事してるかわかる?」
この質問に答えられたのは25名のうち2人。

「モノづくりって何することかわかる?」
全員の頭からはてながでてました。

「町工場の仕事って何か知ってる?」
全員のはてなの数が倍増していました。

リトルマイスターの事業を立ち上げた時に
学校教育の中から技術の時間がほとんどなくなった
という事実を知っていたので想定内の答えではありましたが、去年よりも
「知らない」という答えが増えていました。
モノの成り立ちを話すと興味ありげに聞いてくれていましたが、モノが作られているという意識はないに等しい状況でした。
モノづくり好きとしてはショックだし、危機感をとても感じました。

大人って楽しそう?

現在進行形で計画しているイベントのテーマの一つに
「思い切り楽しむ大人の姿を魅せる」というのがあります。今度、インターンに来てくれる学生さんにはこのイベントに参加してもらう予定なので学生さんに大人に関して聞いてみました。

「人生楽しんでる!って大人は身近にいる?」
ほぼ全員NO

「大人になりたい?」
ほぼ全員NO

「社会人になるの楽しみ?」
ほぼ全員NO

大人への夢とか憧れどころか「大人は楽しくない」と思っているという現状。。。
私の周りは仕事して楽しんでる人ばかりなのに彼らはそんな大人に出会えてないことを知らされました。
彼らの知る”今時の大人”ってどんなんなんでしょ。ちょっと気になりました。

子供たちが将来を不安視するのは私たち大人が楽しいことを見せていない事も一つの大きな理由だと思います。大人の責任を感じる時間になりました。

山本五十六さんが言う
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。」
だなぁと思います。

大人が作らないと。

「毎日を楽しめる」というのにはきちんと裏があります。
それだけ努力してるし、勉強してます。楽しんでいる大人ほど日々の時間を大切に考え、いろんな事を努力しています。
そして、それを表に出さない。
だから、見た目はあの人いいよねー、って言われがちです。いいよねーっていわれるのは当たり前です。
努力して勝ち取っているわけだから。

人生楽しんでる大人は努力してるし、人のせいにしないし、ネガティブな発言がないんですよね。
みんなめちゃくちゃ前向き。
私が関わる製造業の技術者、経営者さんはみんな楽しそうだし、みんな前しか向いてません。
どちらかと言えばめちゃくちゃ楽しんで生きてる人ばかりです。
だからみんな笑ってる。だから私はモノづくりの世界はとても楽しいって伝えることができます。

未来に無限の可能性がある子供たちには
・人生を楽しむ大人の姿
・楽しむためにやっていることが何か
それを見せて、伝えて、将来に希望を持てる環境を作らないと!と思うんですよね。

ということで。

今年も4名のインターン生の受け入れが決まりました。
大切な時間を使ってマチココに来てくれるので、大人の役目が果たせるように「みせて伝えて」いきたいと思います。

どんな子たちが来てくれるのか楽しみです♫

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