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最高気温や最低気温の変化を見ると洋服が急激に売れるタイミングがわかる話。

久しぶりの投稿。関東圏を中心に大寒波がきているのでなんとなく書きたくなった内容を。

新卒で入った大手アパレルメーカーでは約3年ほど店長という役割を任せてもらいました。店長には人に強い店長や売場に強い店長、数字に強い店長がいたのですが僕はどちらかというと数字に強い店長だった気がします。

最終的には年商7億円くらいのお店を担当していたので、月商は約6000万円、日商は200万円。

この会社の客単価はシーズンにもよりますが約2500円だった気がするので、1日に1000人弱のお客様が購入していました。

商品1点あたりの平均単価は確か1200円ほどだったので、1日に約2000枚の服が売れていたはず。(毎日みんなで品出しするのに必死でした笑)

なんとなくイメージできますかね。

さて、ここからが本番。気温と購買意欲について。

誰しも「そろそろ衣替えの季節だ!」と感じたことがあると思うのですが、当時面白いことを発見しました。

店長時代は1年中、毎日毎日最高気温と最低気温をチェックして日々の売上と照らし合わせていました。するとある法則が見つかったのです。

冬から夏にかけて、春夏服を販売するシーズンは20度を超える週、そして30度を超える週を見極めるが重要だということ。

季節の変わり目には必ず、3日〜1週間ほど連続で最高気温が20度を超える週があります。この週にお客様は春服スイッチが入ります。羽織や長ズボンが突然売れ始め、前週比で150%〜200%売れることもよくありました。

また、30度を超える日が続いた時はお客様の夏服スイッチが入り、半袖半ズボンやスカート系がいきなり売れ始めます。こちらも前週比で150%〜200%売れることがしばしば。

夏から冬にかけても全く一緒。20度を下回ると秋のスウェットや長ズボンが一気に動き、10度を下回るとアウター類が爆売れする。

このタイミングに合わせて売れ筋の在庫を(2倍くらいに)積み上げ、お客様が見やすい売場に修正し、マネキンやスタッフコーデで訴求し、お出迎えする。

シンプルだけど、重要な豆知識な気がします。大きい会社だったからこそ発見できた法則。毎日貴重な数値データを見さえてもらえて良かった。

夜中まで仕事していた謎のテンションでつらつらと書いてみました笑。

ではまた気が向いたら投稿します。おやすみなさい😴


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