お祭りとビアフェスの違い
おはようございます。シンです。本日は「お祭りとビアフェスの違い」について。
①客層の違い
今年は久しぶりに開催されるビアフェスや祭りが多く、仕事を通じて沢山のイベントに参加しました。
定性的な情報になりますが、ビアフェスと祭りとでは全く客層が違う。
ビアフェスは少し年齢層が高く、お金に余裕がある方が多い。仕事仲間で来られる方、夫婦で来られる方、遠方から旅行で来られる方など、ビールを目的に多くの方が集まります。
一方お祭りは年齢層が若く、お金を使うというかは「楽しむ」ことがメイン。高校生や大学生の友人同士、カップル、観光客などが多い印象でした。
②お酒を飲む人たち
当たり前の話ですが、ビアフェスには「ビールが好きな人」が集まります。
なので必然的にクラフトビール好きの方が多く、ビールがよく売れる。
一方でお祭りはビールを飲みにくるのではなく、あくまで「お祭りを楽しむ人」がメイン。
お酒の種類はなんでも良いし、どうせなら安いもの、もしくは馴染みのあるもの、もしくはスッキリした大手のビール、を求めて来られる方が多い。
酎ハイやおしゃれなジンなどを飲む方も。
なのでクラフトビールはあまり売れない。というか全く売れない。
③お酒を飲まない人たち
お祭りに関してはそもそもお酒を飲まない方も沢山みられました。
かき氷を食べたり、ノンアルカクテルやタピオカを飲んだり。
お祭りの日でさえもお酒を飲まない人たち。20代の女性に多い印象でした。
最近「若者のアルコール離れ」という言葉をよく聞きますが、間違ってはなさそう。
④クラフトビールの壁
さて、ここからが本題です。お祭りでクラフトビールを売るときの壁について。
一つ目の壁は「価格」の壁。
暑くてジメジメしているお祭りの日に、わざわざ高くて飲んだことのない「クラフトビール」を選ぶ方は少ない。
お祭りといえば屋台が多いし、イベントごとも多い。楽しむための選択肢は沢山あるので、お酒に対するお金は最小限に抑える方も多い。
二つ目の壁は、「馴染み深さ」の壁。
暑くてジメジメした日はやっぱり大手のスッキリしたビールが1番。という方も少なくない。
普段飲んでいる爽快感あふれるスーパードライ。
馴染みがあり、安心感のあるあの「生ビール」を飲んでお祭りを楽しむというのは、確かに理にかなっている気がします。
最後の壁は「飲みやすさ」の壁。
クラフトビールはどちらかといえばワインのように味や香りを楽しむもの。
家やお店でゆっくり飲む方が多いです。
お祭りの日にワインを飲む方が少ないのと同じで、クラフトビールを飲む方も少ない。
お祭りの日はやっぱり体に染みる大手のラガービールでしょう。
となるのは必然な気がします。
⑤まとめ
この夏を通して、ビアフェスとお祭りは全く違うイベントだと改めて実感しました。
お祭りでクラフトビールを販売するのは至難の業。
競合が多く、お客様のニーズに応えられないのが現状。
これ自体は仕方のないことなので、これからも沢山のイベントに参加し、経験値を上げていきたいと思います。
それでは良い1日を!
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