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地方は事業を始めるハードルが低い

おはようございます。シンです。本日は「地方は事業を始めるハードルが低い」について。

事業を始める上で一番気にすべきことは何か。それは間違いなく「固定費」だと思います。地方はこの固定費がかなり低いので、事業を始めるハードルも低い。

目次
①家賃の高い都会の物件
②家賃の低い地方の物件
③あなたはどちらでやる?

①家賃の高い都会の物件

まずは家賃の高い都会の物件を例にみていきます。あなたがもしクレープ屋さんを開業しようとするとどうなるか。

都会の家賃は最低でも30万円(都会は物価が高いので30万円じゃ立地は悪い?)はしますよね。水道光熱費は約5万円、人件費は1人+アルバイトで営業するので最初は30万円、原価率は売上の30%に設定したとします。

すると以下のような計算になります。
■売上:100万円
■原材料比:33万円
■家賃:30万円
■給与:30万円
■水道光熱費5万円
■利益:2万円

100万円売るために必死に努力しますが、利益は2万円しか残りませんね。固定費(家賃+人件費)はなんと60万円。毎月何もしなくても払わなくてはならない金額が60万円もあるということです。

この100万円という売上をとるためにはおそらく週6日は営業しなければならない。月26日営業、1日あたり約4万円の売上をとれば月100万円いきます。

クレープ1枚1200円だとしたら、1日あたり33人のお客様数がマスト。都内でお店をやったことないのでわかりませんが、リッチが良くないお店で33人はなかなか難しい気がします。

②家賃の低い地方の物件

では、家賃の低い地方の物件だとどうか?

地方の家賃は10万円(まあまあ良いとこが借りれるはず)とします。水道光熱費は約4万円、人件費は1人で営業するので最初は25万円、原価率は売上の30%に設定したとします。

すると以下のような計算になります。
■売上:60万円(都会の2/3)
■原材料比:18万円
■家賃:10万円(都会の1/3)
■給与:25万円(都会の4/5)
■水道光熱費3万円
■利益:4万円(都会の4/5)

売上は都内の2/3の60万円で、同じ利益額になります。固定費は35万円とほぼ半分。人件費は4/5に維持できていますね。

この60万円という売上をとるためにはおそらく週5日営業で大丈夫です。月21日営業、1日あたり約3万円の売上をとれば月60万円いきます。

地方は競合が少ないので、こだわりのクレープをつくれば人気店になる可能性も充分にある。

なので無理に売上を上げなくても利益は残るし、都会と比較して余裕のある生活ができそうですね。

③あなたはどちらでやる?

文章だけで少し分かりづらかったかもしれませんが、固定費が安いとこで事業をやると無理に売上を上げる必要はないし、毎月の固定費の支払いにプレッシャーを感じる必要もありません。

つまり自分のペースで、自分の好きな人たちを相手にお店を営業できるという良さが地方にはあります。

僕が最近地方で見つけた居酒屋は週に3回(木金土)しか営業していません。メニューはなく、店主さんのその日の自慢の料理が次々と出てきて、お腹いっぱい食べられる。ビールを3杯飲んでも4000円〜5000円とかなりリーゾナブル。

そこの店主は本当に面白い方で、ファンも多い。地元のファンが通うことで商売が成り立つ超ローカルで自由なお店です。ちなみに僕もファンになりました笑。

もちろん都会は地方と比較にならないくらいの人口なので、事業拡大の可能性はあるかもしれません。ただ、事業をこれから始める人にとってはリスクの大きい挑戦になってしまいます。

なので事業拡大を目指している方でも最初は地方で小さくスタートし、将来的に都会に進出するという流れが良いかもしれません。

本日は「地方は事業を始めるハードルが低い」についてでした。

それでは良い1日を!



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