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ACの子育て 子供の推し活に同行してみた

機能不全家庭で育ってACとなってしまった私は、14年ほど前に子供を産んでからというもの、全く向いていない子育てを無理くり続けている。

そう。私は子育てに全く向いていないのです。

元々、大の子供嫌いでした(今でも😅)。でも、1人くらい産んでおかないと普通育ちの夫に悪いかな、と思って、決死の覚悟で産んだのでした。

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さて、その子供も年頃になると、「推し」のライブに行ってみたい、というようになりました。

私がそのくらいの歳の時には、親に「ライブに行きたい!」なんて絶対に言えませんでした。「そんなのは不良のすることだ!」と絶対に反対されます。そもそも、「推し」というものがいる時点で「色気だちおって!そんなのは不良だ!」と言われて完全アウトです。

だから、私の子供が「推しのライブが9月に隣の県の県庁所在地であるから、ぜひ行きたい!」といいだした時には、少し驚きました。この子は、「そんなこと言ったら親に反対される!」とは思わないのだな、と。

快諾してみた私は、インターネットでチケットを購入し、往復の電車を調べ、夜のライブが終わってから当日中には帰宅できないので、ホテルも予約しましたよ。

さて、いよいよ出発当日。駅まで歩いて行く道すがら、子供と意見の食い違いがあって、イライラして声が大きめになってしまいました(AC親あるある)。

いかんいかん、今日は、せっかくの子供の推し活の日なのだから、雰囲気を悪くすると子供が悲しむ、これはよくない、と考え直して、気を鎮め直しました。

18時頃、目的地到着。ホテルにチェックインして荷物を置いて、腹ごしらえのために、あらかじめ調べておいたホテルすぐ近くのハンバーガーショップに入店。

インフレと円安で外食など滅多にしませんが、こんな時はケチってはいけません。この日は、せっかくの推し活の日ですから。

子供には、「好きなの頼みなよ」と言うと、子供はこの店で一番高いアボガドが挟まった大きなバーガーをポテトとドリンクセットで注文しました(遠慮なし😆)。

続いて私も、違うコンセプトのバーガーをセットで注文。なんと、日本円にして、6000円くらいのお会計でした。

あまりに大きなバーガーだったので、私は食べ切れませんでしたが、年頃の子供の胃袋にはあっという間に全部収まりました。「とっても美味しかった!」と大満足の様子。

一度ホテルに戻ってから、ライブ会場(あまり大きくはない)へ歩いて向かいました。並んでいる最中から、かなりテンションが上がっていました。

席に着くと、プログラムを熟読し、私にあれこれと説明してくれました。

演奏が始まると、体を揺らし、手を叩き、楽しげな様子でした。

さて、ライブが終わると、ロビーに演者が出てきてくれました。

私は子供に50ユーロを渡しました(50ユーロ札しかなかった)。「これでCD買ってサインしてもらってきなよ」って。太っ腹な母親を演出(?)しました。

子供は、推し(この日は3人組)に声をかけ、CDを購入してサインをもらっていました。その時の、弾ける笑顔といったら、、、。列の最後尾だったので、しばらく談笑していましたよ。

大満足の様子で夜道を歩いてホテルまで戻り、「CDのお釣りは?」と尋ねると、5ユーロを渡されました。なんと、50ユーロで買えるギリギリの3枚買って45ユーロだったそうです(本当に遠慮なし😆)。

寝る前には、「あー終わっちゃったー」と残念がっておりました。

そして、今朝。ホテルをチェックアウトして、無事家まで戻ってきたのでした。

【終】

子供の推し活に同行するって、こんな感じでいいのでしょうか!?!?

ACの私には、よくわからないので、考えうる範囲で推し活に同行する親を演じてみました。

子供の喜ぶ姿を見るのは、結構いい気分でした(無理やり総括)。

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