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未来世界遺産展について

世界的なコンセプトアーティスト富安健一郎さんの企画に、ストーリーと設定で参加したときの作品です。
未来に存在する世界遺産というコンセプトのもと、十メートルを超える巨大な絵が展示されました。
2018年の2月に依頼があり、翌月には公開という超特急スケジュールでしたが、三つの絵と向き合っての執筆は非常にスムーズでした。

三つの絵に描かれた、朝・夕・夜の三つの時間を意識しつつ、旅人が求めるものが徐々に明らかになっていく、という構成になっています。
どうぞお楽しみ下さい。



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【明星の港からの手紙】
 
 愛しいきみへ

 今ぼくの前で、明星の港と名高いノワール・アレキサンドラ島の、最も美しい瞬間が訪れている。
 朝焼けの時間に出港すべきだという船着場の人々の言う通りにして正解だったね。
 まるでおとぎ話の世界だ。断崖絶壁の上に建てられた優雅な建物も、島のいたるところに架けられた三千もの橋も、すべてが輝いてまるで美術品のよう。

 ぼくが上陸したのは左の方に見える市民の街だけど、真ん中の宮殿や城下町にも入らせてもらえたのはとても良かったな。崖の上の宮殿からは港全体と、果てしない海が見えて、心が広がるのを感じた。きみを連れてきていたら、きっと病気のことなんて忘れてしまったかもしれないね。まあ入城料はけっこうかかったけど、その価値は十分あるさ。

 宮殿から大きな橋を渡って行く、右手のあの神殿。傑作だったね。逆さまに見ると確かに人の顔に見えたし、海に映る建物を見ればいいのに、参拝客がみんな神殿にお尻を向けて脚の間から見ようとするもんだから、神官たちの苦い顔に思わず笑ってしまった。
 
 まさか神殿で笑った罪で、監獄行きにされるとは思わなかったけどね。神殿のさらに右手に見えるあの大きな監獄の島。あそこに連れて行かれたときは、きみへの手紙を書けなくなったらどうしようと思ったよ。まあ、観光客相手の悪ふざけだってことは、神官たちのにやにや笑いでわかったけどさ。
昔は恐ろしい監獄だったそうだけど、今じゃすっかり観光名所だ。せっかくだから一泊したけど、お金を払って監獄に泊まるなんてさすがに変な気分だったな。

 最後に右端のあの大きな建物。あれがなんであったのか、今じゃもう誰も知らないって。不思議だね。でも、ひどく頑丈なあの建物を調べたことで、崖の上に建物を建てる技が生まれたんだ。昔の人が残してくれた、大きな大きな教科書ってことなのかな。
 
 この港が、ぼくときみの出発点だ。一番大きな帆を持つ船に乗り込んだし、世界中の船が出入りするこの港からなら、どこへでも旅立つことができる。
 もちろん、この島全体が遺産として登録されているしね。きみと一緒に見ようと話し合った全ての遺産の絶景を、これからこの目で見に行くよ。
 きみの分も、なんて言わない。
この手紙を通してきっときみも一緒に見ることになる。ぼくはそう信じているからね。
 さあ、一緒に旅に出よう。


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【落陽の昇り島からの手紙】

 愛しいきみへ

 なんという絶景だろう! これが世界一の夕焼けだ。
九界の昇り島から見えるこの景色。空や海や島々ばかりか、ぼく自身もあかね色に染まって、なんだか自分までもが神々しい何かになった気分。

 海の上に船市場がひしめいていた昼とはまったく違う雰囲気だね。あれほど騒がしく船の汽笛や鐘の音や、海鳥の声を何倍も大きくした鳥笛を鳴らしていた市場が、一斉に静まってこんなにも穏やかになるなんて。
 到着したばかりのときは、滞在中ずっと海流発電の音に悩まされることになるぞ、なんて思ってげんなりしたけどさ。
 九界のビル群の灯りが着くと、やかましい発電音もすっとやんだ。
 いま聞こえるのは遠くから響く波の音だけだ。
 それと、きみの声。
 
 昇り島に最初の家を建てた人たちは、とっても信心深くて、神様のいる世界に最も近い場所としてここを選んだんだって。世を捨てた人々が集まる場所だったのに、長いときが経ってみると、世界中の品物をどこよりも安く買える船市場になるなんてね。
 物とお金がいっぱい集まって、昇り島のさらに上に、にょきにょきビルが建ったんだから、結局それが、神様の御利益だったのさ、っていうのが船市場の人たちの考え方。

 ぼくの考え方はちょっと違うな。
やっぱりここは別の世界のすぐそばにあるんだって気がする。
 昇り島を建てた人たちは、夕陽が輝くのはたくさんの人の魂を運んでるからだって信じてたらしい。人がこの世を去って、別の世界へ旅立つときの輝き。それで、海も空もあかね色に染まる。それを見る人も。
 魂は長い夜の旅を終えると、朝陽とともに再び地上に戻ってくる。そして生まれ変わる。
 ぼくも、そんな気がしている。
 
 だから、もう少しここに滞在するよ。
 きっときみも、そうしようって言ったと思うし。
 昼の騒がしい音も、思ったより好きになれそう。
 船市場の美味しいお店のガイドブックももらったしね。
 二人で食べようって言ってた料理を、ひとつ残らず平らげるつもり。
 さあ、今晩はどの船市場のお店で食べようかな。


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【祝祭の町からの手紙】

 愛しいきみへ

 フォマルハウト・パラスの夜は、本当に星空の中にいるみたいだ。
 街のともしびと、星々、オーロラ。この三つが一緒になって境目がわからない。街全体が巨大な谷の上にあるから、パレスと夜空と谷が溶け合って、星空に浮かんでいる気分。

 あの港を出てから、本当にいろいろな場所に行ったけど、最後はここと決めていた。
 例の言い伝えも、現地で確かめたよ。きみが本で見つけたのと同じだった。
 昔、とても優雅な生活をしていた部族がここにいたけど、戦争で別の部族に迫害されて、ついに追い出されることになった。そこで彼らは、自分たちの美しい町を奪われないよう、神様に頼んで、流砂で谷ごと町を埋めてしまったんだ。
 いつかこの街にふさわしい者が訪れるまで、神様はここを何もない砂漠にした。
 長い間、ここは忘れ去られた場所だった。
でもあるとき、迫害された部族の男と、迫害していた方の部族の女が、恋に落ちた。
 二人は結婚を願ったけど、どちらの部族も罪なことだと考えて二人を処刑しようとした。
それで二人は一緒に逃げたけど、どこにも行くところがない。
砂漠をさまよった二人は、一緒に死んで星空の世界で結ばれようとした。
 そしてそのとき、二人の周りで流砂が渦を巻き始めた。砂がどんどん深い地の底へ流れ落ちてゆき、気づけば二人は、かつて埋められたパラスの宮殿の中庭に立っていた。
 神様が二人を、この町にふさわしい者と認めたんだ。そして、憎み合っていた二つの部族が、今のように一緒になって平和に暮らすきっかけにもなったってわけ。
 
 町が現れたあと、神様は二人に愛の証しを立てるよう言った。
男は谷底に降りて砂金をとり、女は男を照らす灯りを持ち続けた。
砂金で指輪を作り、愛の証しとしたあと、神様へ感謝の贈り物をした。
 この町の名物、スカイランタンだ。

 言い伝えにあやかって、本当に世界中から、式を挙げるために男女が訪れている。
 この町じゃ毎日誰かが結婚式の真っ最中だ。
 ぼくも、きみと約束したとおりにしたよ。
 町の司祭も快く受けてくれた。ぼくみたいなの、たまにいるんだってね。
ここは、異なる立場の人々であっても結ばれる町だから。
たとえ、この世とあの世にわかれてしまった二人でも、祝福することはできるって。
 この世を去った恋人にも、愛の証しを立てることはできる。
 司祭はそう言ってくれたよ。

 きみのために砂金をとってきた。
 綺麗な指輪を作ってもらった。
 特別なスカイランタンを用意した。
 もしきみが天国から、一つだけ赤いランタンが上がっているのが見えたら、それはぼくがきみに贈ったものだ。神様ではなくね。ぼくと一緒にいてくれた感謝の証しとして。
 
 そして――どこか遠い未来で生まれ変わったきみが、この手紙を読むかもしれない。
 なぜかそんな気がするんだ。

 世界中を旅して遺産を見て回ったけど、寂しくはなかった。
 いつも、きみといるような気持ちでいた。
 きみがいてくれた日々が、ぼくの記憶から消えることはない。
 決して。
 美しい光景が、遠い未来の果てまで、ずっと長いこと遺されるように。
 

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以下は、三つの絵の「ガイドブック」原稿です。

【ノワール=アレキサンドラ島】
 断崖絶壁の上に美麗な建物と橋が並ぶ、世界遺産に登録された風光明媚な島。
 大きな一つの島だが、潮が満ちると道路が海の中に消え、五つのエリアに分かれる。
それぞれのエリアは、市民の街、宮殿の城下街、神殿の街、監獄の街、探求の街と呼ばれ、大きな橋でつながっているが、独立した自治体となっている。

□明星(ヴィーナス)の港
 市民の街と城下町の間にある入り江の港。
 安全な船旅で名高い「ヴィーナス航路」の出発点となる港だ。
明け星が輝く時刻が最も美しいとされることから明星の港と呼ばれ、今でも毎朝、何百もの船が星に見守られて出航する。
海が荒れることはほとんどなく、碇を下ろすのにちょうど良い砂底の海に囲まれている。
浅瀬に乗り上げると船が動かなくなるので、大昔の戦争では、わざと間違った場所に浅瀬を記した地図を敵国に流し、侵略を防いだという。

□ノワール・ナサレウム・ホール(ノワール市庁舎)
 市民の街の中央にある、崖の上に建てられた市庁舎。出航する側から見ると、いつも雲が垂れ込めているように見えるため、「風雲庁舎(ストーム・ホール)」とも呼ばれる。
「かつて市庁舎に革命勢力が集い、宮殿の権力を打倒して以来、暗雲が漂うようになった」――という伝承があるが、大陸の地形の影響で北方に雲が集まりやすいのと、遠近感で市民の街に雲がかかるように見えるだけで、実際は晴れの日が圧倒的に多い。

□アレキサンドラ城
 宮殿の街の代表的な建築物だ。特殊な建築法によって崖の上に建てられた巨大な城のほか、みやびな宮殿、そして豪華な城下町が広がっている。
 昔は主な階段や橋を使うだけで税金を納めなければならなかったが、今ではほぼ無料で通行できる。ただし宮殿に入るときは「入城料」が必要。
 城の「ヴィーナス塔」からは辺りが一望でき、美しい海と港の絶景が楽しめる。

□ハーレイ神殿
 神殿の街の代表的な建築物。別名「神の顔」と呼ばれ、海に映ったとき大きな顔に見えるよう設計されたという。だが建築物が周囲に増えたせいで、映るべき海の面積が限られて見づらくなり、参拝者の多くが脚の間から逆さまに見て楽しむようになっている。

□監獄島
 宮殿が島を支配していた時期は、崖に巨大な建て物を造る技術はとても重要で、島の財源ともなっていた。建築技術を持つ人間は勝手に島を出ることは許されず、逆らえば彼ら自身が作った監獄に閉じ込められた。
 今ではその監獄も観光地となっており、偉大な建築家が投獄された牢屋に宿泊できる。
牢屋の壁一面に書かれた設計図(建築家が退屈しのぎに書いた)は圧巻だ。

□探求塔
 探求者の街に存在する、島で最も古く、最も堅牢な建物。
 この建物が何の目的で建てられたのか、様々な角度から調べたことで、高度な建築技術が生まれたという。一説によれば、これはかつて宇宙港であり、建物ではなく空へ旅立つための巨大な船だったのだとか……。

□三千橋
 島のあちこちに特殊な工法で架けられた橋の総称。
島の名物ともなっており、宮殿の島と神殿の島を結ぶ「タイラント大橋」が最大規模。
建設途中のものもふくめると、現在、四千十七の橋が存在する。
各エリアをつなぐ四つの大橋を順番に渡ると、願いが叶うとされている。


【九界(クージエ)】
 厳しい宗教弾圧を受けた九廻(クーフイ)派教徒が、国土の果ての島に隠れ住んだのが始まりとされる。九廻派は、独特の太陽信仰にもとずいた輪廻転生や、曜日が九つある暦を使っていたことで有名。今でも九曜暦のカレンダーを九廻派の寺院で買うことができる。
 教徒たちの手で、海と崖の上を行き来する特別な滑車や昇降機が作られ、「昇り島(のぼりじま)」という一風変わった生活空間が生まれることとなった。
海面から一気に何百メートルも上昇して九界ビルのテラスへ向かう爽快感は格別。
島によって昇降機に乗るときのチケットの値段が異なるので注意しよう。

□船市場
 大小様々な船が集まって形成される、世界最大の海上フリーマーケットだ。
 九廻派の人々が崖の上で畑を作っていることを知った近隣の漁師たちが、物々交換を持ちかけたのが船市場の始まりだという。今でも、昇り島の食料プラントで作られた食べ物と漁で得た魚を交換する「大交祭」が、年に二度、大々的に催されている。

□船上のレストラン
 レストランを持つ船は「糧船(リャンチュアン)」と呼ばれる。
糧船組合が毎月グルメ情報誌を発行しており、どこの島でも昇降機テラス付近にある売店で購入できる。
船市場の有名店を巡りたい人は、必ず一冊買っておこう。

□海流発電
 九界では、風力発電所も太陽電池も潮風ですぐに老朽化してしまうため、潮流を利用した発電が一般的だ。
真水作りの際の発熱でも海流発電が行われており、日中は発電音がかなりうるさい。
船市場でも、発電音に負けないようみんなで鉦や笛を鳴らすので大騒ぎとなる。
だがその喧噪も、夕刻になると一斉にやむ。どの船も大きな音を出してはいけないことが九界の条例で決まっているので、夜はむしろ九界全体が静けさに包まれる。

□九界ビル
 船市場が盛んになると大勢が移住するようになり、限られた面積の上に建物が積み重なっていった結果、巨大なビルが形成されるようになった。
特に大きなビルが建てられた九つの昇り島を「九界」と呼び、大型ビルのない昇り島は「台」と呼ばれている。最近では「台」の一部にもけっこう大きなビルが建つようになっているから「界」と間違えないよう注意が必要。
九つの「界」は南側から順に、「棒界」「繁界」「混界」「燦界」「景界」「腕界」「華界」「燈界」「蘭界」と名付けられている。
このうち「繁界」と「混界」だけが橋でつながっており、素晴らしい夕焼けを見るためのテラスが設けられている。
 最大の島は「華界」だ。ビルの上には何件ものホテルがあり、観光客が必要とするものは、たいていここで手に入る。
 
□世界一の落陽
 太陽を崇めた九廻派の人々がこの地に住んだ理由の一つが、美しい夕陽だ。
 日が沈み始めると、一斉に発電音が消え、どの船市場も音を出すのをやめる。
 急に辺りが静かになり、しずしずと日が沈むさまを眺めていると、まるで何か厳粛な儀式に参列しているような気分になるはず。


【フォマルハウト・パラス】
 世界最大の金鉱があったとされる場所で、今でも地底では砂金が比較的簡単に採れる。
 純金が採れるということで砂漠のゴールドラッシュが起こり、多数の部族が集まった歴史的な街。
やがてナシュマハル族がこの街を統治したが、ジュノ族が反乱を起こしてナシュマハル族を追放した。しかしその数年後、ナシュマハル族が禁じていた場所をジュノ族が金を求めて掘ったため、岩盤が失われて「大流砂」が起こり、街全体が砂に没してしまった。
 長年、失われた街とされていたフォマルハウトを復活させたのは、ナシュマハル族とジュノ族との間で生まれ、史上初めて両族を束ねることとなった、ハーラーン・サダルメリクだ。
 ハーラーンが、いがみ合う部族から逃れて結ばれた両親を称えたことから、有名な「フォマルハウト伝承」が世に広まった。

□フォマルハウト伝承
 ナシュマハル族がフォマルハウトから追放されてのち、ジュノ族と和解して街を復活させたという伝承。
 中心人物はハーラーンの両親。
互いに憎み合う部族の出であることをものともせず、大恋愛の末に、両族の和解の道を作った二人の波瀾万丈の物語は、今も世界中で語り継がれている。
パラスではどの宗派の婚礼でも、最後にはこの二人の名を称えることが決まっている。

□祝祭の街
 パラスと呼ばれる独特の屋根を持つ宮殿では、毎晩、幾つも祝宴が催されている。
 フォマルハウト伝承にあやかって世界中から結婚式を挙げる人々が集まるからだ。
 パラスには教義も宗派も異なる司祭たちが三百人以上も常駐しており、あらゆる婚礼に対応してくれる。
 パラス全体を貸し切りにする大婚礼は世の女性たちのあこがれ。ただし、貸し切りにできるのは、現地に住んでいる親族がいる場合だけなのでがっかりしないように。

□砂金で作る指輪
 フォマルハウト伝承のラストを飾る品といえばこれ。
 結婚する片方が金鉱に降りていって砂金をとり、もう一方がランタンで照らし続ける。
 どちらが男女という定めはなく、同性婚も認められているので仲良く分担しよう。
 ガイドに従えば危険なことはないし、砂金を採取しやすいポイントで、用意された道具を指示通り使えば、金が採れないことはまずない。
採金は、必ず決められた量を守り、欲張ってたくさん採ろうとしないこと。
金鉱専門の警察が秤を持って巡回しているので、もし盗掘を疑われたら、せっかくの素敵な旅が台無しになる前に、素直に持っている金を全て見せよう。

□スカイランタン
 もとは金鉱を掘る際の灯りであり、金脈が発見されたときに人々が神様に感謝してランタンを飛ばしたことが始まりだ。
ハーラーンがそれを祝祭に取り入れたことで街の名物となり、今では何かお祝いがあるたび欠かせない品になっている。
街のいたる場所で売っており、パラスの司祭に言えば祝福の言葉を入れてもらえる。
綺麗にたためば、かさばらないのでお土産にもちょうどいい。一個からでも買えるし、祝宴用にまとめてランタン屋に発注することもできる。
様々な目的に従って色分けされているから、空へ飛ばしたあとも、どれが自分のものかわかるはず。


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