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大分トリニータの選手年俸は本当に上がったのか?

Jリーグ2020シーズンも開幕しましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?筆者は愛する大分トリニータのルヴァンカップ開幕戦を観戦しにShonanBMWスタジアム平塚まで行ってまいりましたが見事に返り討ちに会いました。雨の平塚では勝てないのです。晴れたら勝つけどな!(負け惜しみ)

さてJ1復帰2年目を迎えた我が大分トリニータですが、昨年TKP様と九州乳業様が企業再生ファンドから株を買い戻しして頂いたお蔭で、2009年に表面化し長引いていた経営危機問題にひとまず終止符を打つ事が出来ました。まだまだ他のJ1チームに比べ少ない予算ですが、それでもJ1に定着するための新たな一歩を踏み出したと言えます。

また新体制発表会見の席で西山GMの口から「昨シーズンより強化費を上げて今シーズンに挑む」との言葉もありました。強化費=選手の年俸や契約金ですね(強引)。と言うことで今回は昨年開幕時の選手年俸合計と今年の選手年俸を比べます。参考資料はこちらになります。


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皆大好きエルゴラ選手名鑑。こちらに乗っている推定年俸を昨シーズンと今シーズンで比べてみます。メジャーなところだとサッカーダイジェストさんの選手名鑑もあります。そして年俸も推定年俸も選手名鑑によって変わって来ますが筆者は大分トリニータの公式HP内のコンテンツも担当し、エルゴラ大分担当ライターのひぐらしひなつさんを全面的に信用してるので今回はエルゴラで!(サッカーダイジェスト大分担当・柚野真也さんもいつもありがとうございます)

で、ここまで引っ張っておいてなんですが、本当に今回の文章はただただ去年と今年のエルゴラ選手名鑑を見比べただけのクソ文章ですのでご了承ください。一応ルールとしては

・2019年シーズン開幕時の登録メンバーと2020年シーズン開幕時の登録メンバーの年俸を比較

・シーズン途中の移籍・加入選手は考慮しない。あくまでも開幕時の登録メンバーのみ比較

・A契約・B契約・C契約については考慮しない。金額の比較のみ

・J2・J3については選手名鑑に年俸が書いていないので(不明)とする


まずは昨シーズン開幕時と今シーズン開幕時にどちらも在籍している18名の年俸の変化を比べます。

・2019・2020シーズン開幕時にどちらも在籍していた選手の年俸

(ポジション#背番号 選手名 2019年推定年俸→2020年推定年俸)

GK#1 高木駿1200万円→1500万円

DF#3 三竿雄斗1300万円→1800万円

MF#4 島川俊郎900万円→1100万円

DF#5 鈴木義宜1000万円→2000万円

MF#7 松本怜1300万円→1800万円

MF#14 小塚和季900万円→1600万円

FW#18伊佐耕平700万円→1000万円

MF#19星雄次900万円→1000万円

MF#20小手川宏基900万円→1000万円

GK#22ムンキョンゴン480万円→800万円

MF#23高山薫1300万円→1500万円

MF#25小林成豪800万円→1100万円

FW#三平和司1400万円→1500万円

DF#29岩田智輝600万円→1500万円

MF#32前田凌佑600万円→900万円

MF#38高畑奎汰360万円→600万円

MF#40長谷川雄志360万円→700万円

DF#41刀根亮輔800万円→1000万円

2年連続登録メンバーは全員が年俸アップという大盤振る舞い。中でもキャプテン鈴木義宜は倍増の1000万円アップ、日本代表にも選出された岩田は約3倍増の900万円アップと(大分としては)破格の上げ幅となりました。

続いて2019年開幕時に登録されていたが、2020年開幕時までに退団した選手に移ります。

・2019年開幕時在籍→2020年開幕までに退団した選手

選手名 2019年大分での推定年俸 (2020在籍チーム 及び2020推定年俸)

福森直也 900万円(清水エスパルス 1500万円)

丸谷拓也 1200万円(引退)

後藤優介 800万円(清水エスパルス 1800万円)

藤本憲明 700万円(ヴィッセル神戸 3000万円)

馬場賢治 1200万円(鹿児島ユナイテッドFC 不明)

岡野洵 480万円(ジェフユナイテッド千葉 不明)

ポープ・ウィリアム 500万円(ファジアーノ岡山 不明)

庄司朋乃也 700万円(セレッソ大阪 700万円)

ティティパン 1000万円(BGパトゥム・ユナイテッドFC 不明)

オナイウ阿道 900万円(横浜F・マリノス 1000万円)

伊藤涼太郎 700万円(浦和レッズ 700万円)

小島亨介 360万円(アルビレックス新潟 不明)

坂井大将 500万円(ガイナーレ鳥取 不明)

吉平翼 500万円(藤枝MYFC 不明)

昨夏の電撃移籍で話題になった藤本は700万円から4倍以上アップとさすが神戸。後藤・福森も清水への移籍でかなり年俸がアップしている。一方でオナイウは思ったより年俸が上がっていないのが意外。またJ2・J3組は選手名鑑に推定年俸が記載されていないので不明だが、レンタル移籍・レンタルバックの場合はその前年の年俸と同程度の事が多いので岡野・ポープ・ティティパンなどは大分在籍時の年俸とほぼ変わらないはず。

ここまでで2019年開幕時登録メンバーの年俸合計が出ます。

登録メンバー32人で年俸合計2億6240万円=選手一人辺りの平均年俸820万円

・2020年開幕時新加入選手(2019夏加入し継続在籍組を含む)

ポジション#背番号 選手名(2019開幕時在籍チーム及び推定年俸)→2020開幕時大分での推定年俸

DF#2 香川勇気(V・ファーレン長崎 不明)→1000万円

MF#6 小林裕紀 (名古屋グランパス 2000万円)→2200万円

MF#8 町田也真人 (松本山雅FC 1500万円)→1400万円

FW#9 知念慶(川崎フロンターレ 1500万円)→1800万円

MF#10 野村直輝(徳島ヴォルティス 不明)→1300万円

MF#11 田中達也(ガンバ大阪 1200万円)→1500万円

DF#15 小出悠太(ヴァンフォーレ甲府 不明)→1000万円

FW#16 渡大生(サンフレッチェ広島 2000万円)→1500万円

MF#26 佐藤和弘(ヴァンフォーレ甲府 不明)→1200万円

DF#30 高橋祐翔 (新加入)480万円

FW#31 髙澤優也 (ザスパクサツ群馬 不明)→900万円

GK#44 吉田舜 (ザスパクサツ群馬 不明)→800万円

DF#49 羽田健人(新加入)500万円

羽田については厳密に言うとC契約で年棒上限480万円以下のはず(ルールを自分で破る奴)。そして町田と渡は年俸下がってるじゃねーか。ありがとう年棒下がっているのに来てくれて。

そして田中達也に関しては、気になる例がありました。2018年夏にレノファ山口からガンバ大阪に完全移籍し今や主力として活躍している小野瀬が今季年棒8000万円。同じようにJ2からステップアップした田中達也も大分へ移籍直前にはほぼレギュラーとなっていたので、もしガンバ大阪に残っていたら3000万円くらいまで年棒上がっていたかもしれない。よかったんですか本当に‥

では新加入選手を含めた2020年開幕時登録メンバーの合計を発表します。

登録メンバー31名で合計3億7980万円=選手一人当たり平均1225万円

選手年棒のみで2019年開幕時より1億1740万円増。前年比約3割増しとなりました。選手の平均年俸も1000万円の大台に乗りました。

選手の他にも柏で実績充分の岩瀬ヘッドコーチを連れてくるなど昨年までに比べかなり強化費は増加してるといえます。

とは言えJ1は魔境です。これだけの金額を費やしてもフェルマーレン(5億円)1人も獲得できません。イニエスタなんかもっての他です。イニエスタ(32億円)なんかもっての他です。3億円を生け贄にしてイニエスタを召喚しようとしたとしても多分魔方陣から頭出たくらいで止まります

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多分ここくらいで止まる



それでも金が全てではないところがまたJリーグの面白いところ。チーム・サポーター一体となって大分トリニータを応援しましょう。

ラブトリニータ!(どこからか石を投げられる音)


※書いてる間にコロナウイルスの影響によるJリーグの開催延期が決まりました。各自スポンサー企業の商品を購入する等カバーをしつつ再会を待ちましょう




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