十五分寝たら起きる、と寝たきみが、まったく起きないさまをねずっと眺めてるんだ。まつ毛がちいさく震えては、どんな夢を見ているんだろ、眉間にしわが寄ったり微笑んだり。いくらでも待つよ、きみが目覚める瞬間そばにいる。そうして産まれたてのひよこのように、盲目的にわたしを愛してそばにいて。

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