桃農家の幼なじみから桃が届いた。昔はよく手伝ったものだ。高三の夏、茹だるような暑さのなか『ずっと桃もぎろうよ。一緒に』と言われ『いやだ』と答えた。ずこーとやつは項垂れてそれから笑った。わたしは東京の大学に進学した。やつに似ない三人娘のアイコンを押す。『多いわ』『笑』桃は美味しい。

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