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タワーマンションで現金約7000万円が奪われた強盗事件

大阪市浪速区のタワマンで7月18日、暗号資産の商談をしていた男性(62)が、覆面を被った男に催涙スプレーのようなものをかけられた上、頭を殴られるなどの暴行を受け、現金約7000万円を奪われた。

捜査関係者によると逮捕された男は、事件の約1時間半前に実行犯の男とマンションの駐車場で落ち合い、その後招き入れていて、一緒にエレベーターに乗る姿が防犯カメラに映っていたという。

タワマンで犯罪が難しい理由

防犯カメラが多数設置されたタワマンでは、犯罪が成功しにくい理由がいくつかあります。

  1. 監視範囲の広さ: タワーマンションは多くの場合、エントランス、共用エリア、エレベーターホール、駐車場などに監視カメラを設置しています。これらのカメラは広範囲をカバーし、犯罪者が行動を監視される可能性が高まります。

  2. 録画機能: 防犯カメラは通常、昼夜を問わず録画を行います。このため、犯罪が発生した場合、警察が容疑者を特定するための証拠として映像が残っていることが多いです。

  3. 防犯対策: タワーマンションはセキュリティに関する専門家が設計に参加し、セキュリティシステムが強化されていることが多いです。防犯カメラに加えて、エレベーターへのアクセス制限や入退室管理システム、セキュリティスタッフの配置などが一般的です。

  4. 目撃者の増加: 防犯カメラが設置された場所では、犯罪が発生した際に目撃者が多くなる可能性が高まります。目撃者が事件を報告し、犯罪者を追跡するのに役立ちます。

  5. 犯罪抑止効果: 防犯カメラが設置されていることが周知されている場合、犯罪者は犯罪を思いとどまる可能性が高まります。カメラが犯罪の抑止効果を持つことはよく知られています。

  6. 証拠の提供: 防犯カメラ映像は裁判で証拠として使用されることが一般的であり、被害者が犯罪者を告発するのに役立ちます。

したがって、防犯カメラが多数設置されたタワマンでは、犯罪が成功するのは非常に難しくなります。しかし、セキュリティ対策が不十分な場合や犯罪者が慎重に計画を立てた場合でも、完全に犯罪を防ぐことは難しい場合があります。

警察は9月6日、実行役の男ら5人を逮捕したと発表

警察は、実行役の熊川瞳笑容疑者(21)や、逃走に使用した車の運転手など、男4人を強盗致傷の疑いで逮捕した。


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