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短歌集『獅子座同盟10』に参加しています。

 こんにちは。桐野黎です。
 
 一昨年記事に書いた獅子座同盟8、去年記事を書きそびれた獅子座同盟9に続いて今年も参加させていただきました。テーマ「星・宇宙・星座・獅子・夏」というのがストライクゾーンなのです。自分で書くのもですが、他の方の「星・宇宙・星座・獅子・夏」に触れるのも楽しいです。今回は20名の獅子座さんが集いました。よろしければお読みいただけますと幸いです。
 PDF情報はこちらをどうぞ
 ネットプリント情報は企画運営の千原こはぎさんのツイートを参照ください。
 
 それぞれ好きな歌の上五を一首ずつ挙げます。
 宇祖田都子さん「シスターの」
 @kaizen_nagoya(かいぜん)さん「望遠鏡」
 早川夏馬さん「鉄の骨を」
 伊藤すみこさん「血の色の」
 大黒千加さん「何か素敵な」
 麻倉ゆえさん「ひきこもる」
 壬生キヨムさん「言い換えると」
 千原こはぎさん「巻き戻す」
 水也さん「夢見ても」
 三田村諒子さん「これまでも」
 堂那灼風さん「水平線を」
 宮嶋いつくさん「太陽の」
 おさとうさん「欲しくても」
 森内詩紋さん「アラザンを」
 真瑠さん「罪のない」
 阿部蓮南さん「私たちの」
 佐竹栞さん「精神は」
 田村穂隆さん「海の絵を」
 高田月光さん「悲しみが」
 
 歌だけじゃなくて、自己紹介や、短いテキストが添えてあるのも楽しいです。近況報告だったりエッセイだったりショートストーリーだったり散文詩みたいだったりヴァラエティーに富んでいます。
 あらためて企画運営の千原こはぎさん、そして参加者の皆さまにお礼申し上げます。よい機会を共有させていただきありがとうございます。
 
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 子どもの頃、自分が獅子座なのが不満だった。乙女座だったらよかったのにと思っていた。いかにも可憐な感じでいいなあと。それに比べて獅子座ってなんだか可愛くない。家族の他の女性すなわち母と姉は乙女座だったので、なんで自分だけ、と思っていた。
 成長すると、獅子座ってそれなりにカッコいいよなと思うようになった。なんせ獅子は百獣の王だ。強くて堂々とした感じ。
 しかしその百獣の王のイメージに引っ張られてるのか、星占いの獅子座は「リーダータイプ、派手好み、目立ちたがり」みたいな性格設定になっているし、守護星は太陽ときている。私は全然そんな性格ではないし、太陽に当たるのが基本的に苦手だ(実際に肌が紫外線負けを起こしやすい)。そういう意味ではやっぱり自分が獅子座なことが居心地悪い。ただ、ざっくりとした十二星座占いだけじゃなくて、詳細なホロスコープを作ると「ああこういうところは結構自分ぽいなあ」というところもわりと出てくるのだが。しかし基本として獅子座生まれ、しかもアセンダントも獅子座なんだが、やっぱりそんなに獅子座獅子座してないと自分では思う。獅子座同盟8の時の歌に書いたように、獅子座の太陽が「隠れたもの」をあらわす12室にあるからかなあなどと思ってみる。獅子座らしいところが自分にあるとすれば、これは今回の獅子座同盟10の歌に書いたが無駄にプライドが高いところくらいかなあ(まあ星占いは好きなんだけれど、信じるとか信じないとかよりは、その仕組自体が面白くて、ここは当てはまってるとかここは全然違うとか、あれこれごちゃごちゃ考えるのが面白いという感じである)。
 そして獅子座という星座、神話で云えば、英雄ヘラクレスに退治された人喰い化け獅子。実はカッコよくない……。
 しかし獅子座の実体がどうあれ、今回の歌集に参加された皆さんがそれぞれ獅子座らしいのかどうかはどうあれ「獅子座同盟」という響きはカッコいいな、と思っている。

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