見出し画像

頭痛の原因で、大きなポイントは、「血流」です。

頭痛の原因には様々なものがあります。頭痛は、頭部の血管が拡張することや、頭部の周囲の筋肉が緊張しすぎることで発生すると言われています。脳そのものが痛みを感じるわけではありません。ここでは、頭痛の原因となる「肩こり」と「生理周期」、「頭痛と天気の関係」について解説していきます。

首こり・肩こり

頭痛の原因のひとつに「肩こり」があります。「肩こり頭痛」「首こり頭痛」というジャンルがあるくらい首こり・肩こりは、頭痛の原因の中でもトップです。肩の周りの筋肉が過度に緊張していることや、血液の循環が滞っていることで起こる症状です。頭部に行く血流が悪いことで頭痛が起こります。猫背の人やストレートネックの骨格の人は、肩こり頭痛になりやすいので姿勢に気をつけましょう。

目の疲れ(眼精疲労)

肩こりの原因となるものには、まず目の疲れ(眼精疲労)があります。パソコンやスマートフォンを長時間見る習慣のある人や、車の運転や事務仕事をしている人などに起こりやすいようです。コンタクトレンズや眼鏡の度数が合っていなかったり、ドライアイや老眼、睡眠不足やストレスなども眼精疲労を招く要因となっています。ゲームやSNSの発達で「視神経」からくる頭痛が多くなっています。

視神経・三叉神経・自律神経の連携で頭痛が発生します。

運動不足

運動不足により、肩周りの筋肉が疲れやすくなったり、過度な緊張を起こしやすくなることから、肩こりの症状が現れやすくなります。体内の血行不良によって代謝が悪くなり頭痛が起こる場合があります。適度な運動で血行を改善しましょう。

冷え

冬の屋外や夏場のエアコンなどで身体が冷えすぎることも血行不良の原因になり頭痛を誘発します。特に耳あてなしで、冷えた空気の中を自転車で長時間走ったりすると、血行障害になり頭痛が発生します。温度の急劇な変化によっても自律神経のバランスが崩れて頭痛が発生することがあります。

ストレス

ストレスは、頭痛の大きな原因です。ストレスは、身体的なものと精神的なものに分類されます。身体的なストレスには、猫背などの良くない姿勢や睡眠不足や疲労などが該当します。精神的なストレスには、職場や家族、友人や仲間などの人間関係や、仕事やプライベートに関する悩み、将来や生活の漠然とした不安などが当てはまります。頭痛は心の悲鳴というほどに、自分では思ってない悩みの蓄積などで頭痛になります。言葉にできない「イヤだ」という現状を拒否する心の反応が体に投影されるパターンです。

生理周期

女性の生理周期も、頭痛の原因のひとつです。女性ホルモンのエストロゲンの分泌量は、排卵日の前で最大となり、排卵日の後に急落し、生理日に向かって再び上昇し、生理日の前に急激に減少します。

エストロゲンの分泌量が大きく変化することで、同時に脳内物質のセロトニンの分泌量も低下してしまいます。セロトニンが少なくなることで、脳の周囲の血管が拡張してしまい、頭痛の症状が現れるケースがあります。特に、生理が始まって2日目から3日目に発生する頭痛は、「月経関連片頭痛」と呼ばれています。通常の片頭痛と比較して、強い痛みが持続する傾向があります。

頭痛と天気の関係

雨降りの日が続く梅雨の時期や、激しい雨風を伴う台風シーズンになると、気圧が大きく変動することで、頭痛が起こりやすくなると言われています。他にもエアコンの効いた室内から真夏の屋外に出た瞬間や、真冬の屋外から暖房の効いた室内に入った瞬間などの急激な温度差によっても、頭痛が起こりやすい傾向があるようです。人間天気予報なんて言葉もあり、頭痛持ちの人は「雨が降る予想」ができる
ほど気圧の変化に敏感な方が多いです。これも自律神経の反応によるものです。

上記以外の頭痛の原因に「首の骨のズレ」があります。頸椎のズレに
よって頭痛が発生しやすくなっている場合があります。