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私がやりたかったことを思い出させてくれた存在"防弾少年団(BTS)” 感謝

すっかり忘れてた。
結婚して子供ができて、子育てに追われて、
時には化粧することを忘れてすっぴんで会社に行ってしまうほど
本当に色々と雑に生きていたこの7年。

そんなこんなで二人目を産む頃にはすっかり疲弊していた。
心も体も追いついていなくて、もうただ呼吸をしている。
そんな感じだった。

もう心がボロボロになっていることにすら気が付かずにいると
コロナウイルスが世界を覆った。
自宅にいることに疲弊していく周りとは裏腹に
私は正直状況的にはあまり変わらなかった。
子育てに追われ自分の視野が狭くなる、
狭いコミュニティーの中だけで生きていた。

そんなときにまず久しぶりに漫画に出会った。
数十年ぶりに手にした漫画たちは私に感情を思い出させた。
笑ったり、泣いたり、ドキドキしたり、幸せになったり、孤独になったり、
悲しくなったり、怒ったり…
もうどれだけ思い出すことのなかった感情だろう。

少しづつ気が付き始めた。
これは結構心が崩壊していたな…と。
そんな時某動画サイトで彼らに出会った。

BTSこと防弾少年団だ。

BTSのことは知らないわけではないが、
名前を聞いたことはあるという程度だった。
そんな中グラミーにノミネートしたとニュースで騒いでいた。
まだ他人事。
国連でスピーチをしたとまだ、ニュースで騒いでいた。
まだ他人事。


しかしながら国連でのスピーチ…聞いてみたいな、と思った。

そこで久しぶりに彼らと再開した。
あまりにも心に訴えるスピーチに全集中で何かに打たれた。
(あれ、他人事ではなくなってきたぞ)
そのまま動画をスクロールして見始めた…
そこで私を待っていたのは...
えっと...芸人??芸人なの??グラミーだよね?国連だよね?笑
最初はもうただ笑い転げるためだけに見始めた。
彼らを芸人として認めざる得ないほどの個性豊かな7人のドタバタ劇。
どれだけぶりだろう息もできないほど笑ったのは...笑

もう心から大笑いした。
すっかり笑い転げた頃には完全に彼らの魅力に取りつかれ始めていた。
芸人の彼らを散々堪能した頃、ふと、
あっ!!歌手だよね!!となり、曲を
1曲また1曲と聞き始めた。

そして私は完全な沼にハマった。
おそらく人生最初で最後の本気の"推し"ができた。
そして彼らの1曲1曲が教えてくるのは、
自分たちの話。
自分たちが何を思い、何を伝えたいのか。

心をイカヅチに打たれた私は思い出した。

あ!!!!私作詞家になりたかったんだった!!!

その事を思い出したら、今度は彼らの曲は私への応援歌に変わる。
ときに寄り添い、ときに強い言葉で叱咤しながら、力になってくれる。

そして文字を、言葉を書くことを諦めなくてよかったんだと
思い出させてくれた。


さて、始めようか、私の本気の人生を。

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