見出し画像

乃東枯(なつかれくさかるる)。の第百四十六首

第百四十六首
靭草うつぼぐさまだ晴れやらぬ梅雨の日に
待ちきれなくて日焼けをしている
─── 音無桜花

2024.06.25.


暦は夏至の初候〈乃東枯なつかれくさかるる〉。

乃東だいとう靭草うつぼぐさ)の花穂が黒ずむ時期にちなむ暦です。
靭草は紫の花を咲かせた後に、花穂全体が黒ずんでいく生態を持っています。
黒ずむ姿をして「枯るる」としています。

道端や庭先で見かけるのはセイヨウウツボグサでしょうか。

日焼け真っ盛りには早い梅雨どきに、一足先にと日焼けを先取りしていきます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?