森の雨、蜩。の第百六十五首
第百六十五首
蜩の木立に降り敷く夏の雨
日差しのなかに差し色の秋
─── 音無桜花
2024.08.01.
今年は身体に堪えるほどの猛暑が続いています。
そんななか、蝉は例年通りの通常営業。
騒がしいくらいの蝉時雨です。
林間では蜩の大合唱。
蜩の鳴き声は晩夏の雰囲気を醸し出しますが、いまの勢いはまだ夏真っ盛りです。
それでも風に感じる涼感や、朝夕の空気、日差しの色味に秋の気配が漂ってきました。
まだ秋の彼岸までは暑い日が続きますが、自然が暦通り進んでいる事に安心と喜びを感じます。
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