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昼と夜。の第五十五首

第五十五首
日輪の不尽の恵みに焦がれつつ
等しく冷たい夜に寄り添う
─── 音無桜花

2023.09.23.
秋分の夜に


今日は秋分の日でしたね。
今年は暑い日が続くのでいつまでも昼が支配的に感じてしまいますが、それでも昼の短さを実感するようになりました。

明日からは少しずつ夜が長くなっていきます。


私は鬱を患った時期があって、それ以来、日照時間が短くなる秋冬が苦手です。
大概の人が秋冬の寒さが苦手で、不調を感じる事が増えるかと思うのですが、私は昼の短さに軽い恐怖を覚えるほど秋冬が苦手。

秋には秋の、冬には冬の美しさや良さがあります。
その魅力もわかりますし、その季節特有の空気に身を置くことも好きなのですが、秋冬のなかなか明けない朝と暗闇が押し迫ってくるような夕暮れが苦手なのです。
心を軽くしてくれる陽射しを求めて止まない季節なのです。


それほど太陽を求めているにも関わらず、私は夜が大好き。

誰にも等しく冷ややかで優しい。
物静かでそっけないのに安らぐ夜が好き。

矛盾してますね(笑)。

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