東浩紀がスキ

今日は、批評家で起業家の東浩紀さんについてです。
東浩紀 | webゲンロン | 考えるを育てる (webgenron.com)

1971年生まれ、東京大学出身の東さんは、若い頃から注目を集めていました。彼の明晰な頭脳は、読みやすくわかりやすい文章を生み出す源泉となっています。2001年には、「動物化するポストモダン」という名著を発表し、彼の名前を広く知らしめました。

一方で、その黎明期からインターネット上では「あずまん」という愛称で親しまれ、ニコニコ生放送での活動も人気でした。彼のありのままの感情をネットで露出するスタイルは、良くも悪くも彼の魅力の一つであり、時に炎上することもありますが、それが東さんの人間味を感じさせるのです。

ゲンロン立ち上げの際のドタバタは、彼の著書「ゲンロン戦記」に記されています。この本は、東さんの経営者としてのリアルな挑戦と、哲学者としての深い思索が垣間見える作品で、非常におすすめです。

そして、同社が運営するゲンロンカフェでは、様々な分野の専門家との対談を実施し、「知の観客」を作るという試みを実践しています。私もいつかその場を訪れてみたいと思っています。

最近の著作「訂正する力」も非常に面白いです。東さんは、過去と現在をつなげる力、持続する力、聞く力、記憶する力、読み替える力、「正しさ」を変えていく力について語っています。

さらに、小説でも賞を取っている多才な人物です。彼の作品は、文学と哲学の境界を曖昧にし、読者に新たな視点を提供してくれます。

東さんの活動は、私にとって刺激的であり、彼の言葉は常に心に響きます。自分より少し年上ではありますが同時代を生きる彼が、常に新しいことに興味を持ち、挑戦し、それをリアルタイムでネットや書籍を通じて届けてくれることで、考えることの楽しさを教えてくれます。これからも彼の活動から目が離せません。


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