【気まぐれエッセイ】カテゴライズ出来ない感情こそ、人間らしさなのかもしれない
泣ける自分にホッとしながら流す涙は
なんだか不実な気がして
誰も見ていないのに私は、それを引っ込めた。
他人事だから、呑気に泣いていられるんじゃないか。
ヒロインにでもなった気分?
もう1人の自分が、そう言って赦さないもんだから。
でも人は、きっとそんなに単純じゃない。
哀しい知らせを受けたとき思わず涙が溢れたのも
そんな自分に安堵したのも
そんな自分に嫌気がさして泣くのを堪えたのも
どれも私だ。
名前を付けるにはあまりにもいろんな要素が含まれ過ぎている感情と、生きている限り私たちは、付き合い続けなくてはならない。
もしかすると、それを味わうために私たちは、この世に生まれ落ちたのかもしれないね。
幸せな時間で人生を埋め尽くしたい私にとって書くことは、不幸を無駄にしない手段の1つ。サポートしていただいたお金は、人に聞かせるほどでもない平凡で幸せなひと時を色付けするために使わせていただきます。そしてあなたのそんなひと時の一部に私の文章を使ってもらえたら、とっても嬉しいです。