僕はいつから手をあげなくなったのか

小学生の頃はよく発表していた。
毎日毎日飽きることなく、はいはいはいはい、
手をあげ続けていた。
分かる問題には全て手をあげた。
分からないなんてことはそうそうないから
常に手をあげていたやも知れない。
目立ちたいという欲求が後押ししてくれていた。
国語の時間で、順番に読んでね〜
と言われたときは
どれだけ長いところを読めるかで
一喜一憂していた。

中学に入っても発表をよくしていた。
先輩から聞いていたから、
「中学の授業は元気がないから面白くない」
小学校ほど発表することがなく張り合いがないらしい。だからみんなを引っ張る意味でも発表していた。
でも次第に手をあげなくなった。
面倒なのと恥ずかしいのとで、ただ点数稼ぎのためにあげることしかしなくなった。
もちろん内容が難しくなったり、
予習をしてないとすぐには答えられなかったり、
そんなこんなで間違うことも分からないことも増えていた。だから今回は、パス。簡単な時に手をあげよう。もしくはみんなが分からなくて難しいやつ。
いつしか周りを気にするようになっていた。
1日に1回発表するかどうか、
そんな感じになっていたと思う。

高校に入っても特に変わらなかった。
予習はあんまりしないタイプだったので
授業開始と同時に予習範囲に追いつくべく自習の時間を過ごし、授業を聞かないなんてこともあった。
というか高校に入って授業での発表機会も減った気がする。寝てたからあんまり覚えてないけど。
あ、多分列ごととかで当てられることが増えて、自主的な発表の機会が減ったのもあるかも。

大学は言わずもがな、ほとんどない。
英語の授業ならまだあるけど、ほとんどない。
以上。

とまあ、これまでの教育機関での発表について見てきたわけだけど、どうして手をあげて発表することが減ったのだろうか。そして今の自分はどうなのか?というところに疑問を持った。

高校時代までは、発表しなくてはいけない場合でも率先して行くタイプではなかった。毎回様子をみて3番手くらいを狙っていた。
それがいつしか、多分カタリ場始めたくらいから、目立ちたいというか先陣きる感じで真っ先に発表するようになった。小中学のときみたく。

それが最近はどうだろう。
様子をみて発表するようになった。
でも中高のときとは別の意味で。
自分の意見によっていつ言うか
変えたりするようになった。

例えば、
全くまとまってないときは一番最初に言う。
めちゃくちゃ迷惑に思われてるかもだけど、
まとまってないときはなにせ情報が多いので、
なにかしら誰かに拾ってもらったり
引っかかったりを狙っている。
逆にまとまってるときは落ち着いて
順番を待つようにしてる。
まとまっている分、
客観視する余裕もあるから
考えを練り直すこともできるから。

といった感じで、
最近の自分が意見を出すときの変化を感じたのでまとめてみたけど、長期的な目線での変遷と最近の変化に共通して、やっぱりその場が大事なのかな〜と思った。
どんな場であるか、話しやすい場なのか、堅苦しい場なのか、失敗が許容される場なのか。
どんな場なのかによって意見のしやすさとか周りをどれだけ気にするかとか、変わってくるな〜という当たり前のことを経験論から考え直してみました。

ちなみにあなたはどっち派ですか?
積極的に意見を言うタイプ?
または待つタイプ?
多分両方のタイプの自分がいると思うので、
どんなときにどの自分が出るか
考えてみると面白い発見があるかもですね

ではまた!

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