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上古天真論Part3

では、この時代と現代の男女の成長についてお話をしたいと思います。

歳をとると子供ができなくなるのは、子種が尽きたためか?それとも自然の決まりなのか?

この時代の成長発育の過程はどうなっていたのか?

女性についてお話をします。


女性は、7歳を一紀(12年のこと。古代中国で、歳星(木星)が天を一周する周期。)とします。

7歳・・・腎気(生れながら持っている生命力のこと)が活発になり、あどけなさがなくなり永久歯が生え、髪が健やかに伸びる時期に入ります。

14歳・・・腎気が成熟するにつれ月経が始まり、子供を宿す能力が備わる時期に入ります。

21歳・・・腎気が身体に行きわたり、魅力が増す時期に入ります。

28歳・・・髪の毛が豊かで、身体の最も強壮な時期に入ります。

35歳・・・顔がやつれ始める時期に入ります。

42歳・・・顔にシワが入り白髪が目立つ時期に入ります。

49歳・・・血脉に血が少なくなり、月経が止まり子供を宿すことができなくなる時期に入ります。

男性についてお話しします。

男性は、8歳を一紀(12年のこと。古代中国で、歳星(木星)が天を一周する周期。)とします。

8歳・・・腎気(生れながら持っている生命力のこと)が活発になり、あどけなさがなくなり永久歯が生え、髪が健やかに伸びる時期に入ります。

16歳・・・腎気が成熟するにつれ生殖能力が備わる時期に入ります。

24歳・・・腎気が身体に行きわたり、たくましい身体になる時期に入ります。

32歳・・・筋骨がたくましくなり、肌肉が豊かになる時期に入ります。

40歳・・・腎気が衰え始め髪の毛が抜けだし、歯も弱る時期に入ります。

48歳・・・陽気が衰えていき、顔面にシワが入り髪の毛が白色に変化する時期に入ります。

56歳・・・肝気が減り、筋肉が衰え、生殖器も弱り、身体が老化する時期に入ります。

64歳・・・歯も髪の毛も抜ける時期に入ります。

このように、自然に逆らうことをしなければ、いつの時代も、変わらないのが自然の摂理です。

しかし、この時代でも、老いても子供を宿す人はいました。なぜ、できたのか?

それは、生まれつき腎気が強く、老いても血脉が滑らかで、腎気が充実しているからです。現代でもいますよね。ムキムキのおじいちゃん、いつまでも若々しい女性など。

それにしても、大体の限度は、いつの時代も男性は64歳、女性は49歳です。

ただし、もう一度言います。
いつの時代でも、養生に精通した人は高齢でも子を宿すことはできる

皆さん、この話を聞いて、文明がいくら発達しても、いつの時代も変わらないことに実感してもらえましたか?

コメント頂けると、嬉しいです。

③ー4に続く


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