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簿記 - それは馬鹿にする誰もが甚大な損をするサブスキルの大臣 (1/)

スキルには2種類のスキルがあります。「それ単体」で業務上の価値貢献に直結するメインスキルと、何らかのメインスキルに組み合わさった形でないと価値貢献につながらないサブスキルです。

ちなみにサブスキルの王様は「英語」です。

最近ぼくはサブスキルの女王として「プログラミング」が入ってくるんじゃないかと思ってますが、それはまた今度投稿するとして、簿記というスキルも間違いなくサブスキルとしてこそ価値を発揮するスキルでしょう。

そして簿記というスキルには、非常に顕著な特徴があります。それはなぜか「非常に馬鹿にされやすい」という特徴です。そしてこれは誰もが陥る罠です(ぼくも陥りました)。TOEIC900点取った!と大学生が周りの友達に自慢しまくっている図は容易に想定できますが、簿記1級取った!というのは「まあ、、商学部なら?」という感が否めません。夜会で社会人が「ぼくTOEIC満点なんだよね」は目に浮かびますが、「ぼく簿記1級なんだよね」はあまり目に浮かびません。

しかし、そんななぜ簿記が重要なのでしょうか。それは「自分が行っているビジネス活動が、最終的にFSにどの様な結果をもたらすか変換出来る様になるから」です。なんだか猛烈に一生懸命働いている、けれど一向に経済的利益が上がらないでは不幸しか生まれません。

しかも学習には、正しい手順を踏めば、それほど手間はかかりません。これはもうビジネスマンへの通過儀礼として、スマートに終えてしまう姿勢が吉ですね。ステップは非常に簡単で、下記2ステップしかありません。

1. 全体像:そもそも会計の全体像を掴む
2. 構成要素:簿記(仕訳)を学習する

1. 全体象:そもそも会計の全体像を掴む
これは財務三表一体理解法の評価が定着していますね。

財務3表一体理解法
https://amzn.to/2Y6dwaU

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やはりこの本の最大の成果は、会計・簿記の学習方法を再定義したことでしょう。会計、簿記の学習はとにかく退屈と言われることが多いですが、この本はその学習法を再定義しています。ぼくはいい教科書の特徴は下記2点だと思っていますが、この本はその後者ですね。

1. 学習対象の情報構造を最小量の情報量で記載している(要は網羅性に頼っていない)
2. いつの間にか一般化した分かりづらい用語の定義を再定義している(いつの間にか一般化した分かりづらい学習方法を再定義している)

余談ですが、統計学でこれがあてはまるのはキーポイントシリーズです。英語でしたら、1の方が『英文読解入門基本はここだ』で、2の方が『英文法の核』です

過去記事
・キーポイントシリーズはなぜ分かりやすいか - キーポイント 確率・統計 (1/)
http://touya-fujitani.blogspot.com/2018/08/1.html
・英語学習 - 多読多聴の前に (英文法)
http://touya-fujitani.blogspot.com/2018/07/blog-post_75.html
・西きょうじ先生の『英文法の核』を読んだ
https://touya-fujitani.blogspot.com/2016/04/blog-post.html

2. 構成要素:簿記(仕訳)を学習する

そして細部を掴む。ぼくはこの本を俄然進めます

究極の仕訳集 日商簿記3級 第3版
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究極の仕訳集 日商簿記2級 第5版
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とにかく「薄い」ことが非常に重要です。薄くて、情報量が少ないからこそ細部まで把握するが可能なのです。人間の頭はあまり大量の情報を一度に処理することは出来ません。そもそも簿記は「財務の英単語」ともいわれるくらいなので、単語として割り切るのが良いです。

そして過去問を解き、ちゃんと試験に受かる。

そしてぼくは簿記は「試験に受かる」ことが重要だと思っています。何故かと言うと、前述の通りなぜか簿記は「とにかく馬鹿にされがち」だからです。なので、軽く見られて「もう出来るようになった」と判断されがちです。ちょうど「しばらく体重計には乗ってないけど、太ってはないはず」というメンタリティに似ています。要は「とにかくいいかげんに扱われがちだから、ちゃんと定量化することが非常に重要な領域」なわけです。

以上のアプローチの詳細の内容は後日投稿します。

また3~2級取得を終えたうえでの、1級へのアプローチも後日投稿します。


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