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Apex Legends:味方が嬉しいカバー

バトロワFPS,Apex Legends をプレイする上でよく聞く"カバー"について話す.カバーとは何かを,普段"前衛"をやっている僕の意見で話す.僕の思考の整理と"カバー"をぼんやりとしかわかっていない人に向けた思考のタネ.

Apex部隊間戦闘の役職

Apex Legends は三人一組の部隊戦闘が主になる.特にランクマッチなど実力が拮抗し,生存意欲が高い戦闘では個人の力ではどうにもならないことがある.戦闘を優位に進めるために,部隊内の役職が重要になる.

僕の考える部隊内の役職は大きく分けて三種類あると思う.それは
・前衛:戦線を押し上げる
・射線:敵の遮蔽を機能させなくする

・カバー:敵/味方の行動をコントロールする

だ.

これについて詳しくは過去記事

に詳しくある.ただしこれはSeason7 の記事.おすすめ部隊編成はメタが変わっているが,根本は変わっていない


前衛や射線は文字通りの役職でなにをすればいいかわかりやすい.しかしカバーはとても難しい.カバーを"敵/味方の行動をコントロールする"と言ったが,これについて詳しく話そう.

敵の行動をコントロールするとは,敵のやりたいこと,射撃や移動をさせないと言うことだ.

敵は自分たちの部隊を壊滅させたい.その為には射撃で体力を削ったり,射撃を効果的に行う為に配置を変えようとするだろう.そういったことをさせないことが敵の行動のコントロールだ.

一方で味方の行動をコントロールするとは,味方のやりたいこと,射撃や移動,回復を安全にさせることだ.

味方は敵部隊を壊滅させたい,また自分たちはダウンを取られたくない.その為には射撃や移動,回復をしたいわけだ.そう言ったことを安全にさせることが味方の行動のコントロールだ.

カバーの種類

ではどうすれば敵味方の行動をコントロールできるのか.状況別に,どう言う意図を持った行動がカバーなのかを見て行こう.

ざっくりと言うと,次の意図を持った行動がカバーになる.
・味方とフォーカスする
・味方のリポジションの猶予を作る
・戦線の維持

ではこう言う意図を持った行動が,どう言う理屈でカバーになるか,またその具体的な状況はどんなものがあるのだろうか.

・味方とフォーカスする

味方と同じ敵を撃つこと,フォーカスは敵の行動を阻害し,味方の行動を助けるカバーの代名詞的行動だ.

敵が味方と撃ち合っている状況は勝率が五分五分だ.同程度のエイムと遮蔽,立ち回りならダメージレースによる勝敗は運になる.この五分の勝機を大きくこちらに引き寄せるのがフォーカスだ.ダメージレースは単純計算でこちらが二倍有利だ.敵はダウンしやすく,味方はダウンしにくい.


正直,カバーをしたいと思っているならとりあえず味方と同じ敵を敵を撃っておけばいい.しかし言うは易し行うは難しで,実は味方と同じ敵を撃つのは難しい.その為には
・味方のポジション
・味方のヘイト
・味方と同じ敵を撃てる自分のポジション
を理解している必要がある.

正直,僕にはまだ難しい.カバーができる人にどう言うロジックで上の条件を満たしているのか聞いたのだが,なんか感覚的な回答が返ってきた.自分の言葉にできたらまた記事にする.

・味方のリポジションの猶予を作る

味方が被弾して戦線から撤退してくる状況や,より有利な射線を確保する為には移動(リポジション)が必要だ.そのリポジションの猶予を作る意図を持った行動もカバーになる.

じゃぁどうすれば味方がリポジションできるか.それは敵を遮蔽に入らせればいい.となると結局は敵を撃つわけだ.

しかしただ撃っているだけでは効果的なカバーにはならない.味方のリポジションの猶予を作るには
・敵の配置とそこから通る射線
・味方の移動ルート
を把握し,移動ルートを刺してくる射線を通す敵を遮蔽に入らせなければならない.

・戦線の維持

味方の移動を助けるのがカバーなら,当然敵の移動を妨げるのもカバーになる.敵が展開して射線を通すことや前に詰めてくることを阻害,戦線の維持をすればカバーになる.戦線を維持している時間に味方が回復したり退路を作ったりできる.

戦線の維持は結局のところまた,敵を撃つのだが....

戦線の維持で気をつけなければいけないのは
・戦線の維持は時間稼ぎ(味方の回復/退路を作る時間)
・自分が大きく削られない
ことが重要だ.

それはもちろん,戦線を維持しているのは自分だ.自分が今度撤退しなければいけない状況になれば味方に負担をかけることになる.

終わりに

今回はカバーの話をした.カバーは次の意図を持った行動のことを指す.

・味方とフォーカスする
・味方のリポジションの猶予を作る
・戦線の維持

敵の嫌がることをして,味方のしたいことをさせるのがカバーなのだが,一筋縄ではいかない難しさがある.

よくある間違ったカバーは"中距離から見えた敵を撃つ"だ.中距離からの射線を効果的に通すのは難しい.比較的簡単に射線を切ることができ,味方が戦っている敵や味方の移動を刺してくる敵を撃てないことが多い.

中距離から効果的に射線を通せる自覚がなく,それでもカバーをやりたいなら,前衛を張る味方の一歩だけ後ろを位置取るのをおすすめする.

この記事が自分の思考の整理や立ち回りの見直しのきっかけになれば幸いだ.

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