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「アイデアマン」はゲーム制作に不要

言葉の強いタイトルです。これでも僕はゲームのアイデアを出すことが得意だという自負があります。アクションゲームの障害物であろうが、RPGの状態異常であろうが、FPSのガジェットであろうが、提案しろと言われればどんな物でもアイデアをその日のうちに10個くらい思いつけると思います。学生時代、即興企画を考える授業で誰よりも早く企画書に取り掛かり始めて、隣の友人に驚愕してもらったことも有ります。が、それはゲーム制作において大した強みとはならないこともまた、僕は良く理解しています。
大前提として、アイデアを出すことが出来ること自体はゲームを作るうえで必要不可欠です。それが出来ない人はこんな記事読んで無いで発想力を鍛えて下さい。「スライム」というテーマで企画を一本考えてみるとか、カービィの新しいコピー能力を5個考えてみるとかね。言うてもゲーム業界にいる人、こんな事割とすぐできます。元々ゲームが好きな人ばっかりなので、多かれ少なかれ作りたいゲームとか作ってるゲームについての意見とか持ってるんですよ。

但し、それを実際に形にする力は別です。企画書で面白さを伝える、仕様書に起こしてシステムを構築する、プログラミングで動かす、デザインで視覚化する。そうやって物を作って初めて人は評価する。「アイデア」で終わらず、現実にあるものとして実現できた物だけが「アイデア」として認められるのです。そういう意味で僕は「アイデアマン」止まりになってしまっている訳で、実力が足りないと日々痛感させられるのです。

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