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今更始めたブルアカと、大人が望んでしまう青春

恥ずかしながら、今更になってブルーアーカイブを始めました。お前ら、笑うな!
どうもソーシャルゲームというのは長続きしないので、手を出すのも億劫になってしまいがち。ゲーム会社に勤めるクリエイターとしては恥ずべきところだ。自分の継続性が無いことを理由にして業界の一大ジャンル、というより一大プラットフォームの流行を追いかけないのはよろしくない。最先端を無理に追いかける必要は無いのだろうが、それでも主流の流れは掴んでおかないと行けないはずなのだ。

まあ、始めたのは結局そういう勉学の為では無い。たまたま友人間で誰もやって無くて、たまたまブルアカのキャラについて話題が膨らみ、たまたま皆で初めて見ようという話になったに過ぎない。だから殊更偉そうに言えた義理では無いのだ。だからまあ、若干後ろめたい気持ちもある。
そのうえで、今日はずっとブルアカをやっていた。やはり流行なだけはあって、かなり面白い。あっという間に一章のストーリーをやってしまった。僕は割と作品のストーリーに感情移入してしまいがちなので健気に頑張っている姿を見せられると、弱い。引き込まれる。作中では何度も「大人」という単語に主眼を置いた流れが出てくるのだが、未熟さと純粋さと青さが僕のような「大人」には、随分と昔に無くしてしまった憧れの宝石に思えてならないのである。現役高校生の弟に言わせれば「そんな過度な純粋さを子供に求めないで欲しい」とのことだったが。
ごめんな、所詮は押し付けに過ぎないことは分かっている。それでも、いつか僕が見たあの青春と呼ばれた日々に愛惜を持ってしまうことがやめられないんだ。もう、どうしようもない僕の心を、歪んでぐちゃぐちゃになってしまった正義を、それでも何とか綺麗なままに出来たら良かったのにと、せめて後の人が綺麗なままで居てくれたらと願ってやまないのだ。


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