チポトレ・メキシカングリルがQ3`21決算発表。EPS、売上高ともに予想を上回る。

レストランチェーンを展開するチポトレ・メキシカングリル(ティッカーシンボル:CMG)が10月20日に2021年度第3四半期決算を発表しています。

EPS、売上高はともにコンセンサス予想を上回る

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EPS、売上高はともにコンセンサス予想を上回りました。

デジタル売上高は前年同期比+8.6%成長の8.35億ドルで、売上高の42.8%を占めました。

四半期売上高の推移

*下記のグラフ:売上高の推移(オレンジ線→デジタル売上高が占める割合)

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新型コロナが流行り始めたとき、デリバリーやオンラインでの注文が増えた為、ならしてみると業績全体への影響は比較的に少なかったです。

今後は更に経済再開が進むのでデジタル売上高が占める割合は減少し、実店舗での消費が増える見込みです。

今期の既存店売上高は前年同期比+15.1%でした。

四半期EPSの推移

*下記グラフ:EPSの推移

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現在の水準はコロナ前を上回り、更にパワーアップしていることがわかります。

既存店売上高が回復していることに加え、デジタル売上高の勢いが落ちていないことが理由だと考えられます。

営業利益マージンの推移

*下記のグラフ:営業利益マージンの推移

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Q2`20は新型コロナで業績に影響を受けましたが、以降はデジタル売上高が台頭したことで利益率の面でも改善されています。

経済再開後は実店舗での消費が更に増加するので、利益率はやや減少してくると見ています。

営業CFの推移

*下記のグラフ:過去9カ月の営業CF推移

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過去9か月間の営業CFは前年同期比+53%の8.4億ドルでした。コロナ前の2019年、2018年と比較しても現在の方が圧倒的に儲かっています。

従来の既存店売上高に加えて、デジタル売上高が台頭してきたことが増加の要因の1つです。

最後に、今期の決算はEPS、売上高がともに予想を上回ったので良かったです。また、利益率という面においてもコロナ前の水準よりも良くなっていることが好感的でした。


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