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キンバリー・クラークQ3`21決算発表、EPSと通期EPSガイダンス×、売上高は予想に一致した。

10月25日に日用品を提供するキンバリー・クラーク(ティッカーシンボル:KMB)が2021年度第3四半期決算を発表しています。

インフレ、サプライチェーンの影響により利益率が圧迫された

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結論からすると今期の決算は悪かったです。

今期売上高と通期売上高ガイダンスは予想にほぼ一致しましたが、今期EPSと通期EPSガイダンスはコンセンサス予想と大きく乖離してショートしました。

また、通期のEPSガイダンスは大幅に下方修正されました。

*下記:前期のガイダンス

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消費者の需要モメンタムはむしろ強まっていますが、インフレやサプライチェーンによるコスト増加により利益率が圧迫されていることが顕著に表れています。

*下記:売上高、EPSの四半期推移

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Q1`20は新型コロナが発生したことによる一時的な特需が影響しています。

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グロスマージン、営業利益マージンはともにコスト増により悪化

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今期のグロスマージン(粗利益率)、営業利益マージンはEPS同様に販売コスト増加によるマージン圧迫により前期より悪化しています。

今期のキンバリー・クラークの決算はサプライチェーンとインフレにより影響を受けた企業の典型例でした。しかし、売上高はコロナ発生したQ1`20と遜色なく、ガイダンスも目立った下方修正はなかったので、消費者の需要は強いことを示唆しています。

*過去の業績:2020年度の年次報告書による年間業績

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