ユナイテッドヘルスが2021年度第3四半期決算を発表。EPS、売上高、ガイダンス全て予想を上回る結果に。

10月14日に世界最大のヘルスケア会社のユナイテッドヘルス(ティッカーシンボル:UNH)が2021年度第3四半期決算を発表しています。

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EPS、売上高、ガイダンス全てコンセンサス予想を上回り、良い決算でした。

2021年度のEPSガイダンスは引き上げられ、前回の18.3~18.8ドル(中値18.55ドル)から18.65~18.9ドル(18.78ドル)となりました。

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保険料収益は前年同期から12%成長を見せ、営業利益マージンと営業CF(キャッシュフロー)マージンは共に前年同期よりマージンを伸ばし、良い内容でした。

また、営業CFマージン26.4%というのは立派な数字です。

この会社は大きく分けて、ユナイテッドヘルスケアとオプタムという2部門に分かれています。

ユナイテッドヘルスケア
・ユナイテッドヘルスケア・エンプロイア&インディヴィジュアル - 全国の大規模雇用主向けの(従業員)医療給付制度およびサービスの提供。
・ユナイテッドヘルスケア・コミュニティ&ステート - メディケイドプログラムを宣言するためのマネージドケア解決策を提供。
・ユナイテッドヘルスケア・メディケア&リタイアメント - 50歳以上の個人の健康と幸福に取り組む。
・ユナイテッドヘルスケア・グローバル - 400万人を超える人々に(特にブラジルで)医療給付を施すもので、約125カ国で展開している。

オプタム :グループのヘルスサービス事業を統一するため2011年に創設された。
・オプタム360インサイト - ヘルスデータ分析、誠実な支払い、生命科学、リスク品質とネットワークソリューション、医療請求情報、病院と医師とヘルスシステムへの各種サービスとそのオンライン化技術。
・オプタムRx -以前は処方箋調剤と呼ばれていた薬剤給付管理
・オプタムケア - ヘルスケア配送サービスおよび消費者解決部門とオプタムケアを含む専門家のサポート(行動障害ヘルス(いわゆるメンタルヘルス)と薬物乱用、歯科、視覚、移植管理、その他の付随サービス
・オプタムバンク - 税金優遇口座を通じて消費と貯蓄を行うマネージド・ヘルスケア。
・オプタムラボ - 医療プロバイダーのための開かれた共同研究および革新開発センター。

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各部門とも前年同期から2桁成長を見せました。

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また、各部門ともに営業利益マージンが前年同期からマージンを伸ばしました。

最後に、今期のユナイテッドヘルスの四半期決算はEPS、売上高、ガイダンスの全てがコンセンサス予想を上回り、ガイダンスも引き上げられたので良い決算でした。

また、営業利益率、営業CFマージンなどを含め各部門ともに前年同期から利益率が更に伸ばしていたことに好感を受け、全体的に良かったです。


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