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<初回記事>投資を人生の友にしよう

こんにちわ。このNOTEの執筆者の加藤航介です。

このNOTEでは、みなさんが豊かで幸せな人生を送るための教養としての投資を、“新しい視点で”、“誰にでもわかりやすく”、解説していきます。一人でも多くの人が、新しく正しい「投資の扉」を開き、投資を人生の友とし、将来に対しての不安の少ない充実した人生を送りながら、より豊かな社会創りに参加していけることを目標とします。

<最初の一歩は、「すべての資産を正しく認識すること」見える化!>

私は、投資や資産運用の世界でプロとして20年以上働いた後に、現在のような投資を幅広く発信する活動をしています。アメリカやイギリスに計10年ほど住み、世界30ヵ国で投資の仕事をしてきました。これまで、投資についてさまざまな勉強をし、世界中の人々と語り合い、たくさんの成功と失敗を経験しながら、投資の本質を探究してきました。このNOTEでは、私個人の経験を踏まえて、みなさんと一緒に投資の本質を再定義していきたいと思っています。

初めに伝えておきたいのは、本当の「投資」とは、何かの金融商品や不動産などを買ったり、売ったりすることではない、ということです。投資のプロである私がこんなことを言うと驚かれるかもしれませんが、その真意は私のコンテンツを読み進めるうちに理解していただけると思います。私どもが発信するコンテンツでは、「この株を買えば絶対に儲かる!」とか「今は絶好の不動産の買い時だ!」といった、特定の投資資産や短期で儲けるためのテクニックの紹介は全く出てきません。つまり、“手っ取り早いお金儲けの方法”を期待されている方には不向きなことを、最初にお伝えしておきます(私は一攫千金を狙う投資は行いません。それは皆の人生に必要な投資とはかけ離れたものだからです)。

では、私たちが学ぶべき投資とは、どんなものでしょうか。それは、自分が持つ資産を正しく認識し、それらのバランスを整えていく行動の中にあります。実は、みなさんがお持ちの真の資産とは、金融機関の口座などで数字として見えているものだけではありません。例えば、みなさんが将来稼ぐ給料(健康や働く意欲に関連します)、年金など社会保障の受給権、社会的な信用などは、新たに再定義すべき隠れた資産です。さらに、持ち家などの不動産、副業や自営業における事業の権利、相続が見込める資産なども、意識すべき資産です。そして、これらのすべての資産(真の資産)をトータルに考えて、自分の人生が置かれた立場や時代に合わせてバランスよく整えていくことが、多くの方が行うべき投資となります。このプロセスが、みなさんの「トウシのトビラ」を開くことになると、私は考えています。

・数字で見えている「資産」……現金、株、投資信託など

・数字で見えていない隠れた「資産」……将来稼ぎ得る給料、社会保障の受給権、社会的信用、不動産、事業の権利、相続が見込める資産など

<投資への理解と行動が人生と社会の豊かさを決める>

私がなぜ、すべての人が投資について学ぶべきだと考えているか。それは長い人生において、「投資」を正しく扱えるか否かが、その人の豊かさや幸せに極めて大きな影響を与えるからです。投資とは、個人の時間やお金の使い方まで、言うなれば人生すべての活動です。さまざまな自由が担保されている私たちの社会において、個人の多様な投資の選択によって、その結果(投資により生まれる豊かさや幸せ)が大きく変わってくるのは当然のことです。

端的に言うと、投資を正しく理解し扱えるようになれば、みなさんの人生は、より豊かで幸せになるということです。これはみなさんのお勤めの企業、住まれている国に置き換えても同じです。投資が下手な企業や投資に無頓着な国民の国が、成長を続けて豊かさを得ることは、まずありません。時代錯誤の投資に気づくことも大切になります。一人ひとりの投資への理解度と行動力が、個人と社会の豊かさを決定すると言っても過言ではないのです。

また、社会全体を見たとき、投資によって創りだされた社会の豊かさが、幅広い人に行き渡る「分配」という概念について、一緒に考えていくことも重要です(税金や社会保障の仕組みなどです)。これは「機会の平等と結果の平等」という、古代ギリシャから存在する論点につながります。豊かな社会を創るためには「機会は平等であるが結果は必ずしも平等でないこと」、ただし「結果の不平等が広がり過ぎないこと」(適度な分配の仕組みがあること)も大切です。私どものコンテンツでは、この平等と不平等の本質についても、理解を深めていきたいと思います。

<投資という武器を自分の人生に“実装”しよう>

私たち個人が投資を人生の友とするための条件は、突き詰めれば、以下の3点に集約されます。

・ 優良な資産と付き合うこと

・ 長期的な行動を取ること

・ 真の資産を把握してバランスをとること

大切なのは、「資産の質」「長期的視点」「真の資産のバランス」です。逆に言えば、この3つの視点を忘れ、目の前に見えるお金を増やそうと、ギャンブルまがいの投機に参加しないことも大切です。私の経験では、かなり多くの方が投資とギャンブルを混同しており(かつては、私もそうでした)、それによって投資がもたらす人生の豊かさと幸せという恩恵を遠ざけているように感じます。そして、みなさんが正しい投資を人生に実装していくためには、以下の2つの理解も大切です。

・ 投資と社会の豊かさのつながり

・ グローバル社会における自身の立ち位置

これらの理解がないままに金融商品や不動産投資などの勉強を始めると、投資はただの金儲けにしか見えず、大変に怪しいものに感じられるでしょう。そして、真っ当な人ほど投資へのスタートすら切れません。仮に何らかの投資を始めたとしても「本当にこれでよいのだろうか?」という不安がつきまとい、長期的な投資に向き合うことができません。でも、心配はいりません。投資の本質を一つずつ噛み砕いていくことで、みなさんの「トウシのトビラ」は少しずつ開いていきます。

元来、お金の話はセンシティブで、肉親や家族などの近い人からでも、その本質を学ぶことがなかなか難しいものです。一方で、みなさんが投資の本質に気づき、投資を人生の友とできれば、みなさんの人生だけでなく、社会全体までもが豊かで幸せなものになります。投資と社会のつながりに腹落ちしたとき、投資はみなさんの人生の強力な武器となって実装されていくでしょう。将来への不安はなくなり、今、この時をより楽しめるようになります。時折、不況が訪れたり、金融市場が暴落したようなニュースを見ても、何ら動揺しなくなります。そして、みなさんの人生と社会全体が、より豊かで幸せなものへと変わっていきます。

投資の本質を理解し、人生に実装するプロセスは、エキサイティングで知的好奇心にあふれ、とても楽しいものです。それでは、私と新しい「トウシのトビラ」を開き、明るい未来を開いていきましょう。


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