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週刊金相場展望 2021年7月19日号

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投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートとなります。

鏑木高明 プロフィール
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。


現在、投資日報社 代表取締役 

投資日報出版 代表取締役

(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員。


サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。
投資日報α編集長


NY金相場(期近)は先週、1,835㌦まで上伸し、6月16~17日、スポットゴールドがこの2日で95㌦下落したレンジ(1862~1767㌦)の3分の2まで取り戻した。この日はアストロロジーでは今年2回目の土星と天王星がスクエアを形成した日(6/14)の近くであったが、この日はFOMCでの会合でFRBがこれまでのハト派的な政策からタカ派へと急転換した日でもあった。
ここでドルが大幅に上昇し、ドル指数は90レベルから92を突破、金相場を急落させる要因となったのはまだ記憶に新しい。


ドル指数と金相場はご承知の通り逆相関となるが、4月以降、6月末まではこの関係が成立していたものの、7月はドル指数がジリ高、金は反発を強めていた。時にはドルと金が相関することもあるが、丁度2年前のこの時期、金とドルが共に上昇した時があった。


何らかの材料が出現して、金がそれに大きく反応したときはドルと金の逆相関が当て嵌まらない時がある。要は行き過ぎに対する修正の動きになるが、金が先月16~17日の下げ過ぎを今回是正しつつあるが、この後は要注意かもしれない。


結果的には金のスポット市場では6月下げ幅に対する50%戻しを達成した後、週末は反落した。62%戻しまで行けば6月16~17日の急落を全て取り戻すことになるが、今週以降の反騰に期待したいが、再び1,800㌦割り込んで引けてくると、懸念が残る。


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