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週刊 金相場展望 2023年9月19日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金(期近)相場は前週比3.3㌦高の1,927.9㌦で引けた。ただ週を通じて全体的に弱く、週末だけ前日比で13.5㌦高で引けたことで、前週比ベースでプラスになった。先週末は主に9月FOMCでの利上げ休止を期待しての上昇と見られているが、ドル指数は強く、週の引け値は105.33と今年3月(105.88)以来、半年ぶりの高値を付け、依然として上昇トレンドが続いている。今週も高値引けで終われば、年初来高値を更新してくる確率が高まり、その場合、ドルの底練り状態は終了したとの認識を得る。

ただ、ドル指数のここまでの反騰は昨年9月高値から今年7月安値までのまだ38%戻しに過ぎない。上昇トレンドへの転換は最低でも50~62%戻しを超えていく必要がある。目先はこの38%戻しで抵抗を受けるかどうか試されるところだ。超えてくると50%戻しの107を目指す展開になろう。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。


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