見出し画像

週刊 金相場展望 2023年1月16日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。

-----------------------------------------------------------------------------------

12日に発表された米消費者物価指数はインフレ鈍化傾向が改めて確認され、前年同月比で6.5%上昇し、2021年10月以来、1年2カ月ぶりの低い伸び率となった。発表を受けて、市場は次回のFOMCでFRBが利上げ幅を0.25%に圧縮するとの見方が支配的となった。CMEグループのフェドウオッチによれば、市場は足元で、次回FOMCでの利上げ幅が0.25%となることを94%も織り込んでいるとのこと。米金融大手は「鈍化の兆しを見せてはいるものの、CPIは依然高過ぎる。低下への道筋もあまりに不透明だ」(ウェルズ・ファーゴ)と指摘。2月の利上げ幅が0.25%に圧縮されたところで、政策金利の到達点が下がるわけではないとの指摘も出ている。

CPI発表を受け、ドル指数は先週、下げを加速。前週の105台から一気に102まで下落した。ただ、米10年債金利は昨年12月のレベル(3.4%台)を維持している。

チャートフォーメーション上、ダブルボトムになり得るかどうかだが、前出のウェルズ・ファーゴの見方で金利低下への道筋はまだ不透明との指摘にあるように、利上げの状態は変わっていない。金利よりもドル指数の方が先走りしているように見えるが、これは、ドル/円の下げによる影響が大きいようだ。


続きはPDFファイルをご覧下さい。

【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
*投資の最終判断は、御自身の責任で行なうようお願い申し上げます。
* 当方レポートを無断で複写、配布されることはご契約違反となります。ご契約違反行為が発覚いたしました場合は、法的な処置を取ることもありますのでご注意下さい。同時にレポートのご購読期間内であっても配信を打ち切らせて頂きます。何卒ご了承の上、宜しくお願い申し上げます。
* このレポートは将来の見通しの適確性、または収益性を保証するものではありません。トレーダー及びレポートの読者は自己責任で取引してください。当レポートの筆者、発行人共に市場における各参加者の決断については一切責任を負いません。銘柄を問わず、現物、先物、オプション取引は高リスクを伴うと考えられています。


ここから先は

0字 / 1ファイル

¥ 550

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?