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週刊 金相場展望 2022年8月22日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。

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先週のNY金相場(期近)は前週比52.2㌦安の1,753㌦で引け、過去4週間の上昇幅のほぼ半値を打ち消した。

先週は次の通り述べた「短期のボリンジャーバンドで見ると判りやすいが、収縮過程に入っており、もう少し保合時間を継続する可能性が高いことを示唆している。ただ現段階では保合は上に放れ、もう一段の高値を目指す展開が有利とみる。次の目標は6月の戻り高値1,880㌦近辺となる」。残念ながら、見事に外した。再検討してみる。

米10年債金利のチャートでは先週こう述べた「お決まりのチャートパターンに嵌まった形となっているが、ここから複雑系に入ると、3%超えのところで目先頭が押さえられ、その後しばらくは2.6~3.0%の間で落ち着くケースが多い。その間、金相場は金利を材料として動くことはないだろう」。先週末、金利は過去2週間の保合いを上放れ、3%近くまで上昇。上昇余地がまだ残されている。一方で先週はドル指数の上昇が目立った。これが、金の下落の引き金になったといえる。

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【鏑木高明 プロフィール】

関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。

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