【じっちゃま】マルケタ【MQ】は買い。Amazonよ、聞け。【広瀬隆雄】

Amazonがアファーム・ホールディングス【AFRM】の後払い決済(BNPL)を導入した。
Direct implementation(ダイレクトインプリメンテーション)という方法で、アファームを直接つなげる方式だ。
つまり、マルケタ【MQ】を噛ませずにアファームを導入したことになる。
このことがマルケタ【MQ】に与える影響、そして、Amazonのこの一手が悪手であったことを広瀬隆雄が分析する。


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以下、動画内容の書き起こしです。

他がぜーんぶマルケタ【MQ】入ってるんですよ

だから、競争が激化して

みんながドンパチやればやるほど、
マルケタ【MQ】はどうせ儲かるんですよ。

マルケタ【MQ】は、amazonには採用されなかった
ようですけれども

ホールド、買いでよろしいでしょうか?

はい!それに関しては一言説明しておくと

amazonはDirect implementation
(ダイレクトインプリメンテーション)という方法で

アファーム・ホールディングス【AFRM】を使います。

Direct implementation
(ダイレクトインプリメンテーション)というのは

amazonのサーバーにアファームを直接
ドッキングする

つまり、マルケタ【MQ】を噛ませないということ
ですよね。

でなぜアマゾンはどういう風にしてるかというと

彼らにはそれができるから

その技術力的に的にね。
それができるから。

だから独自にやる、という判断に
至ったんだと思います。

それはそれでいいんだけども

僕は、amazonの判断っていうのは大間違いだった
と思っています。

大間違い。
それは、どうしてかというと

BNPL(Buy Now Pay Later,後払い)はね、
いずれずっこけると思うんですよ。

そしていずれ社会問題になると思うのね。

社会問題になった時に

amazonは、「なんでBNPLをやったんだ!?」と

「お前のやっていることは銀行業務じゃないのか
!?」という風に

糾弾されるリスクがあるんですよね

でそうなった時にDirect implementation
(ダイレクトインプリメンテーション)をしていれば

つまり自社でamazonのサーバーに
アファームをドッキングしていれば

もう逃げることできないと思うんですよ。

答弁としてね。

そこでアファームを一つ噛ませていれば

「ちゃんと別会社を噛ましています。」

「うちは銀行業務は行ってません。」

その屁理屈を言うか

逃げ口上は使えることができる

使うことはできると思うのね。

でもそのamazonがダイレクトでやってたら

そういう逃げ口上は使えないと思うんですよ。

そこが間違ってると思うのね、僕はね。

で、マルケタ自体はAmazonに一枚噛ませて
もらえなかったということは

残念なことですよね。
商売のチャンスを逃したんで。

だけれども、全体的に見れば

それほどマイナスではないと僕思いますよ。

なぜかと言うと

別にBNPL(Buy Now Pay Later)はアファームだけが
専売特許じゃないからです。

アフターペイも、ものすごく、腐るほど

アメリカ自分にばらまかれてるし

クラーナ(Klarna)も腐るほど
いろんなサイトで使われています。

だからアファームが独壇場なんじゃなくって

アフターペイもクラーナも

いろんなサービスが入り乱れて

乱戦模様なんですよ。
激戦地なんですよ。

それでamazonのアファームのボタンだけが
マルケタが入り込めなかっただけで

他は全部マルケタ入ってるんですよ。

だから競争が激化して、みんながドンパチやれば
やるほど、マルケタはどうせ儲かるんですよ

という構造になってるんですよ。

だから心配する必要はない。

日本人はまだBNPLのボタンが

それほど大ブームを巻き起こしてるということに
気が付いていないから。

amazonは、むしろ遅れてるんですよ。

出遅れてるですよ、BNPLにね。

だから今BNPLのボタンなんて、
どこにでも掃いて捨てるほどありますよ。

なんでそのもっと言えばAmazonは、防戦のためにね

自分のフランチャイズを守るために

ディフェンシブな動きとして

BNPLのボタンを実装したという風な見方すら

できると思うんですよね

でこの分野はまだまだ成長すると思う。

(BNPLは、)爆発的に成長すると思う。

だから来期、その次の決算とかは

アファーム【AFRM】も期待していいし
マルケタ【MQ】も期待していいし

それから、アフターペイを買収した
スクエア【SQ】も期待していいし

とにかくカテゴリー全体が
爆発的に成長すると思います。

で、それが行き過ぎると、大脱線すると思うのね。

だけれども、それは、今ではない、ということね。

今は強気のスタンスを崩さないでください。

でも、将来は、大きな禍根を残すと思います。

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