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【体験談】家計管理が人生を楽にする2つの理由

ご覧頂きありがとうございます。この記事は今現在 家計管理をしていない人向けに、家計管理の必要性を解説しています。私の体験談を踏まえて解説しているため 少々長めの記事になっています。お時間に余裕がある際にご覧頂ければと思います。※以降 常体(だ•である調)でお伝えしております。あらかじめご容赦ください。

・あなたは家計管理をしているだろうか

どのような生活環境でもお金が無いと生きていけない、お金が大切な事はみんな知っている。そして無駄な支出を減らした方が良い事もみんな知っている。大事なお金だから管理するのは当たり前なはずである。

しかし、家計管理をしているのは少数派である事をあなたはご存知だろうか。あるアンケートでは 家計管理をしていると答えた人は 男性27%、女性42%、平均34%であった。つまり、3人に2人は家計管理を“していない”のだ。

これほどまで家計管理をしていない人が多いのには様々な個人的な理由がある。例えば、家計簿をつけるのが面倒だ、家計管理をしなくても生活できている、家計管理をする必要性を感じない、周りはみんなしてないし みんながしていない事は自分もしたくない、などなど。

ただ断言しよう、どんな人でも家計管理をした方が人生が楽になる。楽になるだけではなく、今よりさらに楽しくなる。その理由をあなたに伝えたい。

・私がなぜ家計管理をしようと思ったのか

私も元々は家計管理をするタイプの人間では無かった。給料が入れば欲しいものを買い、呑みに出かけ、みんなと楽しい時間を過ごす。財布の中身が無くなればクレジットカードを使い、一括払いが厳しいなら分割払いを選び、分割払いも厳しいならリボ払いを選び、そんな毎日を過ごしていた。

私は家庭を持つごく普通のサラリーマンだ。ごくごく普通の人生を送っていた矢先、転機になるきっかけがあった。

子供が成長し来年 幼稚園に通う年頃になった。入園の前準備を進める中 妻が子供の送り迎えのために車を購入したいと言い出した。幼稚園から自宅は確かに離れている、車で10分 自転車で30分 徒歩1時間20分 の距離だ。田舎に住むと何かと不便である。ただよく考えると 幼稚園バスによる通園が可能な園だったので基本的には自家用車は不要だ。私は妻に『車は不要でないか』と説明した。すると妻は、思い溜めていた意見をこれでもかと言い放ってきた。まるでダムが決壊した時のように。

『もし朝 バスに間に合わなかったら誰が送りに行くと思っているの』『幼稚園で子供の体調が悪くなったらどうやって迎えに行くの』『そもそも車が無いと買い物も大変』『誰が大変な思いをするのか分かってる?』『そもそも車がないのが おかしいの』『車があれば家族で色々な所へ出かけられるようにもなる』『毎日が便利になる』

私はただ耳を傾けることしか出来なかった。全て一理ある事ばかりだった。最初は車は不要だと考えていた私もその日以来 車は必要であるのではないかと考えるようになっていた。

・なぜ私が家計管理をしようと思ったのか2

私達 家族は休日を使い乗用車の展示場へ来ていた。あまり貯金もしていなかったが、妻の両親が金銭的援助をしてくれると言った事と、自動車ローンを組めば問題ないと思っていた事で、予算も決めずに車の品定めをしていた。

欲しい車は思いの外 早く決まった。私の好みも妻の好みも似ていたためだ。購入する車はこれしかない。早速 見積もりを店員にお願いした。見積もりの結果、頭金は妻の両親が、残る金額は私がローンで払う事になった。

その夜 私は不安に駆られていた。本当に自動車ローンを問題なく払い続けられるのだろうか。私は1人で 今後ローンを払うためにどれだけ働かないといけないのか再計算した。先ほども話した通り貯金はあまりしていない。店頭で妻は今まで通りの生活を続ければ問題ないと言っていた。しかし正確に計算して分かった、何度計算しても 生活費が足りない。足りない分は休日に働いて埋めなるしかない、それも週に7日働いてやっと生活できる計算だった。ローンの返済期間は10年。私はゾッとした、これから10年間 1日も休みなく働かなくてはいけないのだ。


翌日 私は車の購入申し込みをキャンセルしていた。


・なぜ私が家計管理をしようと思ったのか3

車の購入を止めた私の気持ちは放心状態に近かった。ローンから解放された気持ちと 自分な経済力の無さに落ち込みとが複雑に絡み合い 何も考えられなくなっていた。しかし、何も考えてないはずの頭の片隅に かすかな意識が生まれている事に気がついた。

『このままじゃダメだ』

気づけば私はお金持ちになるための本を買い、読み始めていた。1冊では物足らず 2冊 3冊と読む量をどんどん増やし色々な著者の本を読み漁った。簡単にまとめると どの本もビジネスを成功させる事に結論至っていたのだが 成功者にはある共通点がある事に気がついた。

そうそれが『家計管理』だ。ビジネスの成功というインパクトのあるものと違い 家計管理という言葉はインパクトが小さい。お金持ちになるための本を読むと ビジネス成功を成し遂げい気持ちについ駆られる。しかしどの成功者も家計管理を疎かにしてないし より成功している人ほど より家計管理がしっかりしている事実があった。

私はその者達が行っている家計管理を真似する事から始めた。その者達の教えは実にシンプルだ。貯金をしろ、支出を減らせ、将来に備えろ。この程度の事は本を読まなくてもわかる。小学生でもそうした方が良いことくらい知っている。だが具体的に掘り下げていくと我々が思い描く一般的な教えとは少々違う事に気づく。

・家計管理をするべき理由1つ目

私が本から学んだ理由は沢山あるが、その中から最も大事だと思う2つの理由をあなたに伝えたい。この理由に基づいた家計管理の方法は 私も実践しており、今日からあなたも実践できるものである。是非 チャレンジしてほしい。

理由その1『必ず貯金が貯まるようになる』

家計管理をしていない人でも貯金を持っている人は沢山いる。ただ家計管理をしていない場合 貯金が貯まるスピードは変則的だ。しかし家計管理をしている人が貯金をした場合 早くたくさんの金額を貯金できるようになる。ここはひとつ童話のような例え話を聞いて頂こう。

—-ある村に2人の男がいた。2人の男はそれぞれ『1日に金の卵を10個産む不思議なニワトリ』を1羽ずつ所有していた。1人の男は金の卵を毎日10個売り そのお金で生活していた。もう1人の男は金の卵を毎日9個だけ売り そのお金で生活していた。1年を過ぎた日 2羽のニワトリは寿命で死んでしまった。毎日10個卵を売っていた男は収入が途絶えたため無一文になってしまった。毎日9個だけ卵を売っていた男は手元に365個の金の卵が残っていた。—-

この話は毎日一定した数をを貯めると莫大な量になる事を説明した話である。この方法を現代の私たちの生活に当てはめると次のようになる。

—-現代では日給制よりも月給制の方が一般的なため月単位で考えていく。毎月収入の10%を貯めていく。月収が20万円なら2万円、月収が30万円なら3万円。これを20代から定年まで続けると誰でも1,000万円近く貯まる。さらに年齢と共に収入が増えることを加味すると多くの人が2,000万円ほど貯まる計算になる。—-

あなたの仕事がなんであれ、将来2,000万円が貯まる事が確実な人生は想像以上にあなたの心に余裕を持たせてくれる。心に余裕があればより人生は楽しくなる。

20代から貯金をするという話をした、読者の中にはもう自分は若くないと思う方もいるかもしれない、そんな方でも10%貯金は是非チャレンジしてほしい。あなたの月収が20万円より多いのならば将来2,000万円以上の貯金をする事だって可能だ。チャレンジする事で見えてくる景色がある。ぜひ今月から始めよう、今月が人生で1番若い月なのだから。

・家計管理をするべき理由2つ目

理由その2『物欲をコントロールできるようになる』

私は元々物欲をコントロールできるタイプの人間ではなかった。既に述べているように物が欲しければクレジットカードを使い物欲を満たしていた。クレジットカードの仕組みは借金と全く同じだ。私は毎月借金をして生活をしていたのだ。

しかし家計管理をしている今となっては、クレジットカードの支払いは毎月ゼロだし、もちろん消費者金融にお金を借りているわけでもない。

家計管理をしていくと毎月の余剰金がいくらかなのか正確にわかるようになる。そして余剰金と自分が欲しい物の金額を比較すると欲しい物全てが買えない事に気がつく。その余剰金で物欲を満たそうとすると必然的に最も欲しい物から順に買う事になる。もちろん買えない物も出てくる。そのような月を数ヶ月続けると買えなかった物は無くても困らない事に気づく。この気づきはあなたの人生を変える。欲しいと思っていたけど、買えなかった物は実は不要な物だったのだ。これは家計管理をしていなかった頃の私からすると考えられない気づきであった。

このような生活を続けるとあなたの手元には本当に欲しかった物だけが手元に残る。心から欲しいと感じた物だけに囲まれた環境を手にすることが出来る。これは人生の充実以外の何物でもない。

あなたは今の人生から充実感を得ているだろうか。充実感を得るには色々な方法があるだろうが、その方法の1つが物欲のコントロールだと私は心から言える。是非あなたも物欲をコントロールして この充実感に触れてみてほしい。

・まとめ

家計管理をすると以下のようになる。
・貯金が毎月増え 心に余裕ができる
・余剰金のみで充実した人生を送れる

さぁ、あなたに感じてほしい。いますぐ出来る家計管理の楽しさを。あなたの生活がより良くなれば嬉しく思う。

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