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【ベトナム移住】台風3号ヤギが直撃した件

2024年9月初旬ベトナム北部を台風3号・ヤギが襲いました。
過去30年間で最も猛烈な台風で、北部の数多くの省・都市で甚大な被害があったそうです。(なぜ私が来た1年ちょっとの間で・・・)

日本のニュースを見ても少し報道されたぐらいなのかなという印象だったので「ベトナムに台風が上陸する土地に日本人が居るなんて大して思ってないだろうな・・・」という感じの報道に見えました。※ここにいます。むしろ距離もそんなに変わらないハイフォンにはもっと日本人の方が居たはず。

正直、東京に36年間住んで台風の影響でとんでもない経験をした思い出ってほとんど無かったと思います。多少電車が遅れたりして会社へ行くのが遅れるぐらい。

そんな私が体験した台風3号・ヤギについて感想記お話ししていきます。

1日目:強烈だった台風


そんなこんなでベトナムでの台風直撃を初めて経験する私でしたが、大丈夫っしょ?くらいで考えていたのですが、結論から言うと

とんでもなかったです。

私が住んでいるタイビン省は上の天気図で言うと丁度「現在」という文字の上くらい。(めちゃくちゃ直撃してるやん・・・)
数日前から台風が来るとテレビのニュースで放送していて、周りのベトナム人家族も何となく余裕そうな空気感(庭の植物や折れそうな木の枝を伐採したりくらい)で進んでいたので今回の台風も日本と同様に何とかなると考えていました。

当日も朝から風が少し強く吹き始めたくらいでお昼くらいには、「そんなに強くないね」と妻に話しかけましたし、ニュースでもお昼くらいには通過するって話してたんですよね。

そうすると、予想外に14時頃雰囲気が一変。とにかく猛烈な暴風雨が襲ってきました。外を見ると既に目の前の道路は川の様になり木が折れそうな角度で曲がっていました

夕方には停電して、キャンプで使う様なバッテリーで電源を確保して使うことに。夜通し風と雨の音が止むことはありませんでしたね。

同居してる6歳の甥っ子や姪っ子2歳もそれなりに大きいので特に泣きわめいたりということはなかったと思います。

やはりこっちのベトナム人は慣れたものなのか、1階のリビングで台風を見ながらまるで桜見の様に「一杯やろう」みたいな感じでビールを飲んだり何だか少し楽しんでる風な感じもありました。

雨水が家に流れ込んできた

ビールを飲みながらの会も終わって、私は2階の妻と私の部屋に戻りました。そして、ベッドに横になっていると何だか水音が少しだけ気になったんですよね。普段はあんまり聞かない様な。

ザー。。。

外の雨音かなと思いすぐに気にならなくなったのですが、1階から上がってきた義弟が何やら叫んで2階を通り越して3階へ上がっていきました。
私も急いで部屋の外で出ると、

3階から2階の吹き通し階段スペースへ水がなだれ込んでいました。

他の家族もワーワー言いながら(ベトナム語わからない)2階へ上がってきて義母も一気に3階へかけ上がっていきました。※緊急時の義母さんの足は本当に軽快で驚きます。

どうやら3階にある大きいバルコニーの排水溝に枝葉が詰まり、冠水した水がドアから入って、家の中に流れ込んでしまっていた様でした。

その量は凄かったので、私はすぐに息子用のバスタブやバケツなど水が溜まりそうなものを置いて2階から1階へ水が行くのを防ぐことに。

みんなびしょ濡れになりながら処置に当たりました。
(さっきまでの宴会ムードはなんだったのか)

義弟がわりと気付いたのが早かったこともあり、被害はそんなに大きくならずに、あとは水が入った3階の部屋やフロアを雑巾掛けして元通り。

文字にするとサクッとしていますが、かなり水浸しでした。

2日目:電力復旧せず、そして・・・

エアコンやファンが使えないので若干の寝苦しさを感じながら過ごした台風1日目の夜。

2日目に外を見ると、まだ風が強い感じでした。雨はもうそんなんでもなかったかな。

そして仕事をしようにも電力が復旧しておらず、WIFIなどは止まったままでした。割とまだ危なそうなのに一般車両が冠水した道を走っていて、いい根性してるなと思ったものです。

昼が過ぎてもまだ復旧していなかったので、スマホのバッテリーも気にしないといけなかったり、割とその頃はストレスが溜まりつつありました。

「いつまで続くんだ・・・」

嫌になりかけた頃、ピピッというファンが動く音が。

こっちでは頻繁に停電は起こるのですが、この音が鳴ると電力が復旧したという合図なのでやっと終わった~という雰囲気でした。

電気が止まること丸1日。

たった1日だったんですけど、もう辛かったですね。

まとめ


台風が通過して翌日、通っているジムへ行こうとするとやはり木がかなり折れていました。首都ハノイでも木がかなり折れてその対応をしている様子が報道されていました。

又、ひどい場所だと土砂崩れで家や家族を流されてしまった場所の救助状況などもあって、改めて被害の甚大さに驚きました。
SNSなどには風に飛ばされそうになってる人も映像として投稿されていたりと台風がやはり強烈だったことが分かります。

被害や亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げると共に、ベトナムで台風直撃に遭う様なことがあれば注意が必要だと思います。急に雨風が強くなるので、大したことがないと思っても外出したりせず家に籠って身の安全を確保しておいた方が良いでしょう。




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