ぷー日記：5月27日　五里霧中

もちろん昨年掲げたインスタグラムに1日1投稿など続いているわけもなく、わたしはまた動画ばかり見て過ごしています。
退職をして2ヶ月。昨年9月に東海地方から関東へ、そして関東圏内でもう一度引越しをしました。知らない街で、わたしは、いろんな意味で迷子です。

一生懸命働いたのだから、失業手当をもらいつつ少し休憩しよう。

と思っていたのに、蓋を開ければ、手当がもらえなくなる日を指折り数えてビクビクしているわたしがいました。わたしって人生を楽しめない人間なんだろうなぁ、と、梅雨入り前からジメジメしています。

もう、会社勤めはいやだな。ひとりでなにかしたいな。
楽しい仲間と仕事がしたいな。
資格もあるんだから通訳や翻訳がしたいな。
絵が描きたいな。
野菜を作って過ごしたいな。

そんな夢を掲げていたのに、
時間がと共に「就職」するのが恐ろしくなってきました。
通訳も翻訳も、わたしには経験が足りないように思えて、どの分野にも踏み出せずにいます。
オリジナルカレンダーも作っていたのに、まだ１枚しか描いていません。
引っ越し後にウキウキと買ってきた野菜の苗は、ベランダで今もりもり育っています。
喜ばしいことなのに、わたしはちっとも嬉しくありません。

だからなんなの。

この音が終止付きまといます。
外国語が話せるから何なの。わたしより上手な人なんか山ほどいる。
カレンダーを作ったから何なの。こんな絵、誰でも描ける。
野菜が育ったから何なの。水をあげるから植物が育つのは当たり前。

noteに記事を書こうと思っていたのに、ぶんしょうも書けないじゃないか。
わたしに一体なにがあるだろう。

この2年で自分を弱虫だと信じるようになりました。
後輩に指導ができなかったことが、汚点のように感じる。
こわくて発言できないなんて。必要なことが言えないなんて。
わたしはよわむしだ。

皆がそうじゃないと言えばそうじゃないかもしれないのに、わたしは今、自分は弱虫だと思います。そして何をするのも恐ろしく、前にも後ろにも進まない。動かない自分が惨めで、やっぱりわたしは弱虫なんだと思います。

自由になったらすきなことができると思っていたのに。
仕事を辞めればもう苦しくないと思ったのに。

わたしは今、じぶんのことを仕事から逃げた弱虫だと思っている。
じぶんを助けたつもりでいたのにな。

せっかく仕事を辞めたのに、わたしは今、暗い暗いトンネルの中。
出口はどこにあるのかしら。出口の向こうでもわたしはやっぱり、楽しめないのかしら。そういういきものなのかしら。

ひとつ言えるのは、このままはいやだな。