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ホテルの活用と再生

ホテルとは宿泊施設であり、そのためいくつもの部屋を有し、レストラン、カフェ、バー、会議室があったりします。人気のあるホテルならその全てが有効活用されているのでしょうが、ホテルによっては、また時期によっては空室があったり、普段会議室も使われないままであったりしていませんか? ですからホテルについて、部屋を有効活用できるようリニューアルしたらいいのに…と思うことがよくあります。その為には莫大な費用がかかる…もしかしたらそれは妄想かもしれません。それは全てを変えようとしたら当然莫大な費用がかかるでしょうが、その一部とか、アイデアや工夫次第でどうにかなる場合があります。そこで思いもよらない個性あるホテルになるアイデア!

◎部屋を別の目的で使用する

①空客室→店舗

ホテルの全客室が1年通して満室であれば、その必要はないかもしれませんが、ある一定の空室があるのなら、思い切って1フロアを店舗にしてしまうというアイデアです。ちょっとしたショッピングモールのような感覚です。宿泊客を思えば、最下層フロアがよく、賃貸します。マッサージルームというのはすでにあるかもしれませんが、ネイルルーム、占いルーム、ファッションルーム、雑貨ルームなどアイデアを出せばいろいろな可能性があります。また形態的に可能であれば、曜日で違う部屋にすることも可能ではないでしょうか。それなら部屋で気軽に事業ができます。宿泊客だけではなく、観光客を呼び込める可能性もあり、うまくいけばその話題性、ホテルの存在が広まります。ホテルの周りに観光要素が少ない観光地のホテルに有効だと思います。気を付けなければならないことは「センス」が必要であること。空室をただ店舗にするだけではダメなのは、想像するところです。

②食堂→レストラン・カフェ

食堂部屋は、これまでのホテルの形態であれば、朝食昼食夕食時しか使わない、それ以外の時間はデッドスペース。それを常時レストランやカフェのスペースで解放。店舗シェアリングのカタチをとってもいいと思います。

③会議室→ワークショップ、体験やイベントスペース

会議室は客室よりは広いスペースであり、折り紙や風呂敷の包み方等のワークショップ、ヨガ等の体験スペース、朗読会等のイベントスペース、漫画喫茶のようにPCあり、漫画ありの部屋に活用可能です。時期や時間帯でそうしてもいいですし、常時そうしてもいいです。

異業種を取り入れることによって、宿泊客のみならず一般客の出入りが可能になると、セキュリティの問題は浮上しますので、その対策は必要です。

◎客室の個性

客室に「個性」を持たせたアプローチをしていきます。

①ユニットバス→セパレート

 ユニットバスはトイレ・洗面台・バスタブ・シャワーが一体となっており、安上がりで、ホテル側としてはこの上ないシステムです。泊まる側としても、宿泊料が安ければ仕方ないかと思ったりもします。そうだとしても客はそれぞれがセパレートならいいなぁと思っています。ベッドルームが多少狭くなったとしても、それらを確保するべきです。湿気ていて嫌な臭いがするクローゼットもいりません。今は客室のほとんどが禁煙ですし、服が掛けられるハンガーラックがあればそれで充分です。ユニットバスにお湯を張る人もいるかもしれませんが、割り切ってバスタブをなくし、シャワーブースだけでもいいです。バスタブがなくなっても大浴場があればそちらを利用してもらえばいいわけですし、近くに銭湯があれば、提携などして利用してもらうのもいいでしょう。

②同じ部屋→各部屋にテーマ性

ビジネスホテルタイプでは、スイートルームのような部屋もありませんし、客室はシングル・ダブル・ツインルームで、すべてが同じような部屋です。ビジネスマンではなく、観光客相手という場合、何十室もあればその全てをまったく異なるテーマ性の部屋にするのは難しくても、1フロアだけならそれぞれの部屋に個性を持たせるのは可能なはずです。例えば部屋にあるモノが全て真っ白の部屋とか、ウッドをテーマにした部屋、ディズニー一色の部屋、1種類の漫画とその世界観を味わえる部屋等、普段味わえないテーマ性のある部屋にします。

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